ぱらの通信

思い付きと思い込みの重い雑感集

2019-01-01から1年間の記事一覧

貿易商にスカウトされたる事など

この間、もうすぐ70歳だというお爺さんの接客をした いやはやその爺さんよく喋る人で、地元の産業の事、政治の事、果ては自分がやっている仕事の事などを、1時間近くとにかく喋りまくる 詳しくはよく分からなかったけども、いずれ「貿易」というものをやって…

新元号発表前夜に

いよいよ新元号の発表だ…なんて本当はどうでも良くて、結果だけ分かればそれでいい 俺は「西暦派」なのだ ところで、エイプリルフールという事で、嘘の元号を堂々と発表する、勇気あるテレビ局はないだろうか、ないね とか言っておいてなんだけど、俺は「元…

温泉に入りながら考えた

今や春休みの恒例となったが、家族で近県の温泉地へ一泊旅行してきた 今年は息子の受験合格もあったので、何となく気持ちも晴れやかだった 何しろ公立に受からなければ(つまり何かと高くつく私立ならば)、今回の温泉旅行は無かったからだ 俺も、普段抱えて…

細野先生『Hochono House』発売にちなんで

今月6日に細野晴臣先生の『Hochono House(ホチョノハウス)』が発売となった 俺はつい先日、手に入れたばかりだ 息子の受験合格の「願掛け」で、そういった欲望を遠ざけていたから発売日には買わなかったのだ さて『Hochono House』、名作の誉れ高い1973年…

つぶれるまで 33:いよいよかな

一番の取引先への支払いが絶望的だ 今月のは、ちょっと頑張ればどうにかなるような金額じゃないのだ だがそれは、委託してもらっている商品の、先月売れた分の仕入額なので、借金とはそもそも性質が違う 利益だって沢山出ているのである だから本来、言い訳…

真夜中すぎの悔い

息子の高校受験の勉強にしばらく付き合ったせいだろうか、何となく自分の半生を思い返し、ある種の感慨を覚えている それは正に、青春真っただ中にある若者を目の当たりにしての眩しさや羨望の想いだ そして俺自身にもあった筈のそんな輝かしい時間を、無自…

受験を終えて:今更ながら

息子の高校受験、無事合格したので今更ではあるが、愚痴というか批判というか文句というか、そう言う事を書いておきたい その手の話は不快に感じる方もいらっしゃるかとは思うけれども、ま、俺の無知もあるだろうから、そこは軽く受け止めていただきましょう…

受験を終えて:祝合格

ようやく息子の高校受験が終わった 色々あったが、志望する公立高校に合格することができた 偏差値的には50前後の高校なので、何をそんな大袈裟な、とする向きもあろうかとは思うが いやいや、厳しかったのよ だから本人にとってはもちろんだろうが、親にと…

演歌について

今回は「演歌」というジャンルの音楽について、ちょっと思ったことを書いてみよう その前に、演歌とは何ぞや、という定義が必要かもしれないが、そこには触れない(難しいから) 各自の「演歌観」を漠然と思い浮かべて貰えば事足りるだろうと思う さて、演歌…

デヴィッド・ボウイ最後の来日コンサート

今から15年前の2004年3月に行われたデヴィッド・ボウイ「ア・リアリティ・ツアー」の日本公演が、結果的にボウイ最後の来日となってしまった 俺はその9日の日本武道館ライヴを観に行っている そう、ちょうど15年前の今日である 実は初めての生ボウイであった…

ジラフマンの生の声 2

以前「ジラフマンの生の声」と題して、少しだけカミングアウト的な事柄を書こうとした しかし、その試みも「誤投稿」なんて事をしてしまい、中途半端な形で終わってしまった 取り消そうにも、気付いたのは既に何時間もたってからのこと 仕方がないから多少体…

つぶれるまで 32:夢を見た

会社の状況は全く良くなっておらず、むしろ悪化の一途をたどっている訳だが、取引先の協力や温情でどうにか首の皮一枚でつながっている ありがたいことだ 月2回の分割払いとなっている給料も、そんなに遅れないで振り込まれているから良しとしている 今後に…

アンドレ・ジッド 『コリドン』の読了記念に

アンドレ・ジッド(ジイド)の『コリドン』を読んだ なんとこの本、昭和9年発行である 俺が持ってる本では一番古い 横書きは右からになっている 余談ながら、いつ頃から現在の「左から横書き」に落ち着いたのだろうか そもそも何でまた、「右から横書き」だ…

ニワカの恥ずかしさを超えて 映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観る

遅ればせながら、映画『ボヘミアン・ラプソディー』を観てきた 昨年末に随分と話題だという事で、特にクイーンのファンという訳ではないけれども、観てみようかな、なんて思っていたのがようやく 一応説明しておくと、1973年にデビューしたイギリスの人気ロ…

君付けの話

俺は家で、神木隆之介には「君付け」をしている 彼がテレビに出ると「あ、神木君だ」と決まって言う 神木君が子供の頃は、こんなに可愛い子が現実に存在するのか、と思っていた 自分の子どもが生まれるまでは、ずっとそんな感じがしていたのだ そんな神木君…

日本語表記の不安定さを味わう

外国語の日本語表記は難しい というより、本来そもそも不可能である だから、その表記が定着するまで何年も要する訳だが、その不安定さは何故だか俺の野次馬根性を微妙に刺激する 代表的な例としては、何と言ってもドイツの文豪ゲーテ*1だろう 今でこそ「ゲ…

ご近所温泉依存症

自宅から歩いて5分ほどのところにある温泉のことは前にも書いた そこは住宅街の外れにあり、隣はゴルフ練習場である だから昼食も取れるし、夜は居酒屋代わりにも使える ご近所というのがミソで、今年に入ってから何度か行っている s-giraffeman.hatenablog.…

つぶれるまで 31:ここに来て、またも新事実発覚

もう、ウチみたいな三流会社になると、信じられないような新事実がひとつばかりじゃなく次々と出てくる 会社名義の不動産が有料駐車場となっていて、そこの賃料が前々社長の母親に振り込まれていて、かつその税金は会社で払っていた、というのは昨年末に判っ…

追悼 ミシェル・ルグラン

1月26日、フランスの作曲家ミシェル・ルグランが亡くなった 享年86 ミシェル・ルグランといえば、日本では『シェルブールの雨傘』*1や『ロシュフォールの恋人たち』*2などの映画の音楽で有名だろう(いや本国その他でどうなのかは知らないが) またピアニス…

こんなの読んでていいのかしらん あるいは好色文学叢書「ロマン文庫」の思い出

この前、新刊を販売する普通の書店に立ち寄った時に、蓮實重彦(はすみしげひこ)の小説、『伯爵夫人』が文庫になっているのを知った この作品、2006年に三島由紀夫賞を受賞した際、作者の弁が少し話題となったのは覚えていた ま、別に読むつもりも無かった…

田舎の中古ショップでテリー・キャリアーを購入する Terry Callier

俺が暮らしているところは、結構な田舎である それでも県庁所在地なので、まあどうにかなっているのだが… しかし、仕事で週に2回ほど行かなければならないその町は、一応「市」とはなっているものの、この後進県の中でも更に後進的な地域だ そこでの仕事帰り…

つぶれるまで 30:金策いろいろ

今年に入り、給料は4日・16日と相変わらず二分割ではあるが、順調に振り込まれている 何よりだ あとどのくらい続く会社なのかは分からないが、俺としては給料が出せなくなった時が倒産の時であるべきだと思っている ま、もっとも社員に給料を出してしまって…

子煩悩と繊細な世界とヤワな男

俺はあまり良くない意味で子煩悩だ 厳しいことを言ったりもするが、要するに溺愛するが故の過保護な老婆心である 現在、子どもは中学生の息子と小学生の娘 娘は俺に似て、口が達者で、どことなく世の中を簡単に考えているフシがあるが、いずれにせよ元気で明…

ボウイ三回忌に想う

先日10日、仕事から帰って、着替えして、居間に行ったら娘が、 「今日は何の日か知ってる?」 なんだヤブカラボーに 「え、何の日だろ?」 すると娘が 「デヴィッド・ボウイが死んだ日だよ」 そうだ、三回忌だった するとキッチンでやり取りを聞いていた妻が…

新年早々のお買い物

新春ブックオフでのお買い物 なにもブックオフの宣伝みたいな事をしなくてもよさそうなものではあるが、今となっては俺の数少ない楽しみのひとつになっているので、ご勘弁願おう(タイトルからは外したよ) 新春早々、初売りでつい調子こいてしまった(一度…

ゆく年くる年 

今年の正月は、元日と二日の連休で、元日休みは十年振りくらいだし、正月連休なんて二十年振りくらいかなぁ 基本毎年、年末年始は働いているから、正月だなんて言っても何だそれって感じだ テレビ正月特番はどれもつまらないしね、というか正月っぽい晴れや…