ぱらの通信

思い付きと思い込みの重い雑感集

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜ『二十四の瞳』と『時効警察』が一緒に

壺井栄の昭和27年発表『二十四の瞳』を読んだ 子供向けの反戦文学という事以外どんな話なのかも知らなかった 映画化やテレビドラマ化もされているが観た事はない 時は昭和初め、ところは瀬戸内の小さな島 洋服を着て自転車に乗ったハイカラな新米教師、大石…

免許更新という非日常体験 ってほどの事ではないけれど

免許更新に行ってきた とっくに誕生日は過ぎ、もういい加減行かなければならなくなっていた 前は誕生日までの余裕の無い日程だったが、なに余裕ができたところでだらしのない奴はギリギリまで行かないんだよ 俺はもうゴールド免許所持者だから、なんだか物凄…

猫の日にちなんで

ご存知の方も多かろうとは思いますが、22日は「猫の日」となっている これは「ニャンニャン」を「22」としたもの、というのは説明不要か 今朝のEテレ(教育テレビ)の『0655』では「猫増量」として猫の歌をふたつやっていた 少し調べたところによると…

80年代日本のインディロックを試聴する

最近プリンスの『パープル・レイン』を聴いている これは1984年の大ヒットアルバムなので、若い方も結構聴いたことがあるんじゃないだろうか 当時はそりゃもう大ヒット中だから、そこらじゅうから聞こえてきたものだった とか言いながら、俺はそんなに好きで…

つぶれるまで 46:予想していなかった事

まだ会社は存続していている ただ従業員全員のモチベーション低下は著しく、いまだかつて無い奇妙な自由を味わっている こんなに自堕落でいいのだろうか、な〜んて思いながら もう決着をつけなければいけない時期に入っているという事は全員理解している た…

民さんは野菊のような人だ

伊藤左千夫の『野菊の墓』を読んだ 何度か映画化されているが観たことはない タイトルからしてどんな物語であろうかは想像がついていたが、興味を感じたことはなかった そもそも悲しい物語なんかごめんだ しかし俺ももう50代半ば こういう古典的名作を、趣味…

敗れてなお称賛される者の事

川原正敏の『修羅の門』という格闘技マンガがあった 月刊マガジンで1987年から96年まで連載されていたものだ もっとも俺は、弟が全巻持っているので実家でまとめて読んだのだったが(もう20年ほど前の事だ) 主人公は陸奥九十九(むつつくも)、二十歳前後だ…