ぱらの通信

思い付きと思い込みの重い雑感集

つぶれるまで 33:いよいよかな

一番の取引先への支払いが絶望的だ

今月のは、ちょっと頑張ればどうにかなるような金額じゃないのだ

 

だがそれは、委託してもらっている商品の、先月売れた分の仕入額なので、借金とはそもそも性質が違う

利益だって沢山出ているのである

だから本来、言い訳のしようがないものだ

 

そこは業界最大手のメーカーであり、今までウチにとても良くしてくれたのだったが、さすがに今回はマズイだろう

何しろ半分も払っていないんだから

いよいよ遂に縁が切れるかもしれない

 

社長には、そこと切れる事が何を意味するのかは、口を酸っぱくして何度も説明してきたのだが

要するにもうどうしようもない位にお金がないのだろう

そろそろ破産宣言でもしたらどうなのかな

 

そして一方で、前社長の横流し問題だが、これはまた一向に進まない

社長には積極的にどうにかしようという意思が感じられないのだ

社員に言われて渋々やってるみたいな感じで、こちらで何も言わなければ何もしていない

 

自分で金は出さない(あるいは出せない)なら、前社長から取るしか無かろうに

積極的になれない理由があるのかもしれない

その事実を知ってた、とかね

でも、ここにきてそれじゃあ、どうすんの、って話だ

 

何も考えていないのか、考えられないのか
なら何で我々の言う案で事を進めようとしないのか
もうこんなのが3年も続いている
いや〜、なかなか潰れないもんですよ

 

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今回、仮にその最大の取引先に対して支払えなくても、商品引き上げになるくらいで、会社は存続するだろう
社長は取り敢えずピンチ脱出、と思うのかもしれない

しかし現場としてはもう本当に続ける理由を完全に失ってしまう、という認識だ
スッカラカンの店で何売るのって話

とまあ、そんな調子でよく頑張っている、とも言えば言える
給料は出ていて、ようやく社員ファーストになったようで、そこは大きな進歩だ
社員を優先するあまり、取引先への支払いが滞ってしまっている訳だし(一応ね)

考えてみれば、もう潰れるだろうと予測してから2年も経つ
その間いろいろあったが給料をもらい続けている訳で、転職などしていたらと考えると年収でざっと約150万円以上は得をしている計算にもなるかもしれない
そう言う意味では、社長に感謝しなければならない