ぱらの通信

思い付きと思い込みの重い雑感集

2018-01-01から1年間の記事一覧

地方移住 野蛮人の住む未開の地へ

都市部に生まれ育ったひとが地方移住する事を「Iターン」というらしい 地方の田舎暮らしに憧れる人が増えているという まあ当然ながら、ごく一部に限られているようだが でも、ある程度の収入がある人でないと、上手くいきそうにないと思うんだけど あるい…

太宰治の事 桜桃忌に便乗して

6月13日は太宰治の命日で、作品名にちなむ桜桃忌は遺体発見日であり誕生日でもある19日だとの事だそうだ 知らなかった 太宰治の人気は、恐らく今後も変わらず続くだろう まるで我が事が書かれているかのように読まれる作家は今後もなかなか現れまい それにし…

買ったはいいが読む気はあるのか=分不相応な本の数々

単に安いという理由で、読む可能性のとても低い本を買ってしまう この本たぶん読まないだろうな、と思いながらレジで金を払う 値段は大抵100円とか200円とかだから、まあ買っちゃえとなる訳だが、家に帰ってから、果たしてこの本は俺に必要なものだったのだ…

スウィート・メロディ 親しみやすい旋律

俗に言う「甘い」あるいは「親しみやすい」メロディーというものに、長らく偏見と抵抗があった いいなと感じても、一方では「やりすぎじゃないか(甘すぎじゃないか)」と、昔は考えていた メロディーが「甘い」「親しみやすい」と感じるのは、要するに、そ…

つぶれるまで 16:続く給料遅配

レスポール、ES-335、フライングV等等等の名器を世に送り出してきた、ギター・メーカーの最高峰 、アメリカのギブソン社が事実上の経営破綻をしたとの事だ 本業の厳しさに加えて、オーディオ機器メーカーの買収が傷口を広げたようだ 破産申請をしたようだが…

タイトル考 手に取って欲しいならタイトルは死ぬ気で考えなさい

本や音楽(ロック)のタイトル付けは、センスがモノを言う 仮に中身がとても良くても、タイトルがまずいと読者やリスナーに届かないし、ヘタしたら手にも取ってもらえない 音楽なんかはそれでも、そんなにハンディキャップとはならない気もするが、本となる…

悲劇の王妃マリー・アントワネットの発言から

血腥いフランス革命における悲劇のヒロイン、断頭台の露と消えた王妃マリー・アントワネット 彼女の有名な言葉「パンが無ければお菓子を食べればいいじゃない」は、貧しい民衆の苦境を聞いた時に言ったものだという 急いで付け加えると、その言葉はマリー・…

愛は勝利 何故だかいつまでも覚えている出来事

今から28年前の1990年の事だったはずだ 東京の友達のところへ遊びに行き、夜は二人で居酒屋で飲み、それからカラオケに行こうとなって、池袋にあるカラオケ・スナックって言うのか、そんなところへ入った その頃はもう、カラオケ・ボックスってものが既にあ…

5.21騒動 1983年のEP-4

ふと気付いたら5月21日が過ぎていた、なんて事だ 漫然と日々を過ごしてると、とんだ失策を犯してしまう というのは、5月21日のブログにはEP-4の事を書こうと思っていたからだ ああ、悔やんでも悔やみきれない さて、そもそもEP-4ってナニ?って話だが EP-4と…

死語考察 「ゴキゲン」使用例の調査より

今では死語化しているであろう「ゴキゲン」 使用例としては1979年『熱中時代・刑事編』での主人公・水谷豊がよく口にしたセリフ「ゴキゲンだぜ」を挙げておくが、ここでは恐らく喧嘩を買う際の「上等だぜ」みたいな感じのニュアンスが近いと思う あとは昔の…

我が家の歴史について

我が家は由緒ある家系ではないので、ご先祖自慢の話などは無い そんな立派なご先祖様などいないし、苗字帯刀を許されたような階級でもなかった ただ、どの家にもささやかな歴史がある筈で、我が家だって例外ではないという事だ NHKに『ファミリー・ヒストリ…

つぶれるまで 15:給料遅配再び そして取引先の心変わり

ウチのクソ社長、俺たち社員の給料をぶっ飛ばして、取引先への支払いを優先してしまった 勿論それでは給料振込みのメドは立たない 取引先には、このままじゃ客注品でも出せないよ、と言われてしまったから無理もなかろうが でもやりやがったよ、あのジジイ …

追悼 木下忠司〜特捜最前線の世界

先日の4月30日に作曲家の木下忠司が亡くなった 実はその訃報をついさっき、ネットで見つけたのだが、なんと102歳であったという事に驚いた もちろん、結構な高齢であろう事は想像していたが、まさかそれ程とは 追悼などと言いながら、ほとんど木下忠司の事は…

本当にそれは教養なのか

幸か不幸か、教養の有無を問われる環境で暮らしていないので、気楽なものであるはずだが、テレビを見てもネット記事を読んでも、教養だなんだと五月蝿く感じる今日この頃 教養を強要するな、と… さて、たまたまネットで見かけた「ビジネス・エリート」向けだ…

回転しない回転寿司は増えているのか

先日、家族で某有名回転寿司チェーン店に行ってきた ゴールデン・ウィーク中という事もあって、店の中は大変な賑わい 18時ちょっと過ぎに行き、その時点で店内は既にほぼ満席だったが、待たずに座ることができたのは良かった ところが残念な事に、そこは回転…

感傷的な夜に 親離れと子離れ

またひとり巣立って行きました ずっと親と一緒に寝ていた子供が、自分の部屋のベッドへ引っ越したのです 最初は親子四人だった寝室が、今では夫婦ふたりだけになってしまいました こうしてまたわが家の歴史にひとつピリオドが打たれて、新たな段階に移行しま…

つぶれるまで 14:ツブれるツブれる詐欺か

なかなか会社ってものは潰れないものだなと思う今日この頃 ついこの間までは、いつ潰れてもおかしくない状態にもかかわらず、6月までは持つだろうと予想していたが、今では8月か9月までは持っちゃうんじゃないかな、なんて気になってきている ツブれるツブれ…

カヴァー曲が多過ぎる⁈

10年以上前から思っている事ではあるが、最近カヴァー曲*1が多すぎやしないだろうか とりわけテレビCMで使われている曲のカヴァー曲比率が高いように思う あれらはオリジナル曲ではダメだったのか あと、カヴァー・アルバムなんていうものも多く出ているよ…

ノスタルジアとフェティシズム

背表紙を見てちょっと面白そうだと思って、前田亮一著『今を生き抜くための70年代オカルト』を買ってざっと読んだところだ 著者同様、俺も小学生の頃は、UFO、雪男、ユリ・ゲラー、ツチノコ、ネッシー、ノストラダムスなどに関心を持ち、日テレの『木曜スペ…

カメレオンズやフェルトのことなど あるいは近所住まいの見知らぬ同志

相変わらず休みの日はブックオフに行って本・CDチェック(パトロール)をしているが、108円の本なんかで少しでも引っかかるものがあるとついつい買ってしまう そんな安い本が大量に家にはあり、一体読むのはいつになるんだと自分でも呆れているが、職を失う…

大村憲司の『春がいっぱい』CD版を遅ればせながら遂に入手しましたの巻

大村憲司のギターが好きだ もちろん好きなギタリストは他にも沢山いるが、技術・音色・音楽性などなど総合的に考えると大村憲司がナンバーワンである YMOのサポート・メンバーだった頃は俺が中学生の時で、リアルタイムで夢中になっていたから尚更なのだが、…

大貫妙子の意外性についてのあれこれ

昨年はビーチボーイズに開眼し、その余波でシュガー・ベイブもよく聴いた そして更にその余波で大貫妙子の’76年のソロ・デビュー盤から5枚位をまとめて集中的に聴いたものだった いやあ、とても良かった ところで1978年の曲に「じゃじゃ馬娘」というのがある…

つぶれるまで 13:三代目バカ息子とその子分の合意書

今から数十年前に20億以上の負債を抱えて会社を潰した、三代目バカ社長「将軍」と、そのあと民事再生法により生き長らえた会社を引き継いだ、同い年の「子分」とが交わした合意書なるもののコピーが俺の手元にある このコピーは俺のほか何名かの社員も所持し…

ジャズについて俺が知っている二、三の事柄を語ってしまいました〜チャールズ・ミンガスに触れて

この前チャールズ・ミンガスの5枚組を購入した 5枚組といっても¥1500程度の廉価版だが その中に「Oh,Yeah」(’61年)というデヴィッド・ボウイ推薦のアルバムが入っていたからだ ボウイは熱心なジャズ・ファンであり、最後のアルバムでもジャズを使った位だ…

つぶれるまで 12:現状報告と失業後の計画など

現在、月初と16日の二分割で支払われる事になっている我が社の給料だが、社長はその16日の分の金を取引先に支払ってしまい、給料の方は遅らせる方針を取ってしまった つまり、社員の生活より会社の存続を選んだに等しい事になる この前、給料払わなけりゃ社…

つぶれるまで 11:悪党列伝5

一族の人間たち 会長が死んでもう5年以上になる 何歳だったのだろう、90歳近かった筈だ 嫁にも息子にも先立たれ、孫には会社を潰され、娘たちは地元を離れ東京に行ってしまったそうで、孤独死だったのかどうなのかは知らないが、あまり幸せな晩年ではなかっ…

子どもの進学に頭を悩ます

我が家の愚息は現在中学二年生、親にしてみると早いもので来年は高校受験だ そしてお恥ずかしい話だが、息子はアホである 日常生活レベルでも、「て・に・を・は」がなっていない いや、文法的にどうこう言いたいのではない(俺だってよく知らない)、会話を…

中西俊夫の命日に因んで

2月25日は、昨年食道癌で亡くなった元プラスチックスのヴォーカル・ギターにしてイラストレーターでもある中西俊夫(Toshi)の命日だった 享年61歳 闘病生活がSNSで公表され、治療のためのチャリティ・シングルの発売などもあったようだが、それを知った…

忘れえぬ人々

K君とは全く友だち付き合いはなかったし、たぶん言葉を交わした事もなかった筈だ 高校2年の時に同じクラスになっただけの関係で、家がどこなのかも知らない 背が小さくて、メガネをかけた、目立たない、無口でとても真面目な生徒であり、そしてクリスチャ…

観戦者側の勝手な想い あるいは里谷多英

平昌オリンピックが始まった 個人的には羽生結弦が気掛かりで、ケガの回復がどの程度なのかは分からないが、どうか無理はしないでくれよという気持ちと、連覇はもちろんだが誰にも手の届かないところにまで行ってほしいという気持ちが交錯しているのは大多数…