いや、「行ってきた」と言っても去年の話だ
書こう書こうと思いながら、書けないまま年を越して、もう春になってしまった
ライヴは5、6年前の細野晴臣の以来で、ちなみに更にその前は2004年のデヴィッド・ボウイの武道館
と、そんな具合に俺はあんまりライヴに行かない人だ
もっとも、住んでる所に観たいのが来ないという事情もあるが
でもそんな訳だから、観るとしばらく興奮が続いて家族に呆れられる
娘には、またタツローか、なんて言われて
いや〜でも良かったな
今回ライヴに行こうと思ったのは、大物がせっかく来るんだから観ておきたい、くらいの気持ちだった
チケットは抽選で、当たるかどうかも分からないけど、応募してみたら当たったのだ
どのくらいの確率なのかは不明だけどね
昔は行ってみないと、どの曲から始まるのか分からなかったものだけど、今はご丁寧にもセットリストがネットで分かってしまう
俺、よせばいいのに見てしまったもんだから…
う〜ん、有難迷惑だと思いながら、俺も俺だね
とまあ、そんな訳でツアーも終わったからここでバラしてしまうと、1曲目は「スパークル」
達郎ギターのカッティングを有名したあれ
この曲で始まるってのは知ってたけど、興奮したよ
考えてみると、動く山下達郎を見るのはほぼ初めて
ネットにもあまり上がっていない
俺は中学生の頃に、マクセル・カセットテープのCMに出てたのを見たくらいだった
さて、山下達郎がカッティングの名手だというのは有名だが、どんな風にギターを弾くのかに興味があった
実際に見てみると、足や体でリズムを取る訳でもなく、ただひたすら手首が動いている印象
よくあれでリズムキープができるものだと感心した
ギターはほぼ最初から最後まで弾きっぱなし
弾きながらでも歌の音程が正確なのは勿論だが、声量がしっかりとあって、これは感心というより感動した
俺なんかエレキギター数分下げてるだけで肩が凝ってくるもんな…
鍛錬のなせる技、という事もないだろうが大したもんだな
次のツアーでもわが県に来たら絶対に行こう、いや、近県でも行くぞ
帰宅して家族にそう宣言した
でも抽選なんでしょ、娘に言われて…
コロナ前は我が県にも結構来てたらしい
その事を俺は全く知らなかったのだが、テレビでのライヴ告知が一切無かったからだろう
という事は、告知不要の即ソールドアウトだったって事なのだろうか
抽選ね、忘れてたよ
でも、そんなに当たらないもんなのかな(県外の人がかなりいたらしい)
いや、当たるよ、そう信じよう
この曲は、その日も演奏されたエレキギターでの弾き語り
俺が観たライヴでは、もっとギターがキョワ〜ンと鳴ってたよ
…そんな気がする
(敬称略)