ぱらの通信

思い付きと思い込みの重い雑感集

追悼 バート・バカラック Burt Bacharach

バート・バカラックが2月8日に亡くなった

享年94

ただし、自然死(老衰)という事なので、悲劇性はさほど感じないで済む、か

 

 

 

 

 

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バカラック作と言えば何をおいても、たぶん取り敢えずは「雨に濡れても」でしょうか

俺みたいな感傷癖のある人間には余計にグッとくる、1969年の映画『明日に向かって撃て』の主題歌だった

サントラも最高で、「雨に〜」の他も名曲揃いなのでお薦めですよ

 

 

 

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Butch Cassidy And The Sundance Kid (1969 Film)

 

 

 

バカラック・ナンバーはたくさんの人が歌い、またカヴァーしている

今回はその中から俺の知る範囲ではあるけれども、あまり一般的じゃないところを少し

まずは、アーサー・リー率いるラヴのカヴァーで、「マイ・リトル・レッド・ブック」

 

 

 

 

 

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映画『何かいいことないか仔猫チャン』の挿入歌で、マンフレッド・マンが演っているのがオリジナル

でもこのカヴァー、バカラックはあんまり好きじゃなかったらしい

確かに演奏が荒々しくて曲にふさわしいとは思えないが、ロックバンドの編成でバカラックナンバーを演るっていうのは何だか魅力的

 

そして何故かこの「マイ・リトル〜」、ラヴと同時代同系統のガレージ系バンドであるザ・スタンデルズとザ・リッターもカヴァーしている

俺たちの方がカッコ良く演れるぜ、あるいはバカラックに気に入られる筈さ、という事だろうか

それにしてもこの曲、バカラックらしさはサビまで来ないとあんまり感じられなかったのに、セルフカヴァーでは最初っから「らしさ」横溢

 

 

 

 

 

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さて次はザ・ストラングラーズによる「ウォーク・オン・バイ」

この曲を選んだのは、単に好きだったからなのか

その辺の事情は全く知らないが、これはカッコいい

 

 

 

 

 

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本家のディオンヌ・ワーウィックはもちろん素晴らしいけどね

どちらに軍配を上げるかっつったらディオンヌの方かな〜と思いつつ

でもストラングラーズってこういうの演ってもカッコいいのな

 

 

 

さて次はザ・プリテンターズの「ウインドウズ・オブ・ザ・ワールド」

クリッシー・ハインドの中性的な声がまた良い

動画の中でギター弾いてるのジョニー・マーじゃないかと思ったら、どうやらそのようだ

 

 

 

 

 

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この曲はスコット・ウォーカーもカヴァーしていて、それがまた絶品

彼は他にもバカラックナンバーを何曲かやってるけど、俺はこの「ウインドウ〜」が一番好きかも

 

 

 

 

 

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この「恋の面影」もいいねぇ、特に転調するところが何だか好き

 

 

 

最後は高橋幸宏のカヴァーで

我々YMOファンにとって、バカラックといえばユキヒロなんだ

俺の知ってる限りでは3曲演っていて、その中で一番好きな「世界は愛を求めている」

 

 

 

 

 

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(敬称略)