ぱらの通信

思い付きと思い込みの重い雑感集

1973年のあれこれを個人的に 

なぜ1973年なのかは後ほど説明するけども、というのはほとんどオチに近い事だからなんだけど、いやそれをオチと呼んでいいのかすら分からないんだけど、まあそこは読者の方々にお任せするとして、いずれにせよその年は日本では昭和48年、個人的には小学2年生でありました

思うに、当ブログの数少ない読者の方々のほとんどは、まだ生まれてらっしゃらないようですが、なにそこはいつもの一方通行ブログの事、あまり気にせずお付き合い頂きたい

 

 

という訳で1973年(昭和48年)、ワタクシは小学2年生だったとは先ほど書きましたが、その当時の記憶というとかなり曖昧な訳です

そんな中でもはっきりと記憶しているのは『仮面ライダーV3』、『ウルトラマンタロウ』、『太陽にほえろ

その頃はもう仮面ライダーウルトラマンへの関心は(観ていたとはいえ)かなり低くなってきていて、その中では断然『太陽にほえろ』となる

 

しかもその当時は、マカロニ(萩原健一)とジーパン(松田優作)の時代だから、そりゃもう全盛期で、当然同級生たちも熱中していた

ジーパン殉職のシーンはもちろんだが、当時の俺を虜にしたのは「ジーパン刑事のテーマ」、とりわけ途中のオルガンソロに痺れた

走る時にはよく口ずさんでいたものだ

 


Tp101 太陽にほえろ ジーパン刑事のテーマ 0:53あたりから始まる

 

その1973年は調べてみると『キカイダー01』『レッドバロン』『ロボット刑事』なんかがあり、『愛の戦士レインボーマン』もこの年まで放映していたようだ

あと『デビルマン』もかな、なんて思ってたときにもうひとつ思い出した

あの観たくても結局よく観られなかったあれ、そう『キューティハニー』も1973年

と、まあ個人的にはそんな年であった訳だ

 

社会的には、オイルショック、オセロゲーム、『ノストラダムスの大予言』、『日本沈没

流行語では「せまい日本、そんなにいそいでどこへ行く」「省エネ」「ちょっとだけよ」

などなどらしいけど、そうか、あの頃だったのか

 

で邦楽ではどうかというと、沢田研二「危険なふたり」なんかがあるようで

でも俺にとってはそれ以上にフィンガー5「個人授業」「恋のダイヤル6700」が決定的

ちなみに「学園天国」は翌1974年のリリースらしい

もうゴッチャになってるけどね

 

あとはリアルタイムではないけど、細野晴臣先生がはっぴいえんど解散して初のソロアルバム『ホソノハウス』出したのが1973年

山下達郎先生のシュガーベイブ結成が1973年

ついでに大瀧詠一先生のファーストソロはその前年の1972年だそうだ

 

洋楽ではもうほとんど全部リアルタイムじゃない

それでも俺にとっての73年はデヴィッド・ボウイの『アラディン・セイン』に決まっている

あとはT.レックス のシングル「20センチュリー・ボーイ」やロキシー・ミュージックの『ストランデッド』

という訳で、当時はグラムロック最後の年という認識になっている

 

Aladdin Sane

 

ところが調べてみると、グラムと関係ないところでたくさんの名盤がリリースされているのだ(以下ダラダラと列挙)

ジョン・レノン『マインドゲームス』、ストーンズのシングルは「悲しみのアンジー」にアルバム『山羊の頭のスープ』、ザ・フーは『四重人格』、トッド・ラングレンは『魔法使いは真実のスター』ニューヨーク・ドールズのデビューアルバムボブ・ディランの「天国の扉」、カーペンターズ「イエスタデイ・ワンス・モア」「トップ・オブ・ザ・ワールド」、スティーヴィー・ワンダー「サンシャイン」なんていうヒット曲がこの年だし、マーヴィン・ゲイ『レッツ・ゲット・イット・オン』やスライ・ストーン『フレッシュ』もこの年で、マイナーながらプログレ関連では、キング・クリムゾン『太陽と戦慄』、イエス『海洋地形学の物語』と『イエスソングス』、ジェネシスでは『月影の騎士』と『ライヴ』、ピンク・フロイドではかのギネスアルバム『狂気』がこの年の発表となっている

 

 

で、実はこの度、初めてそのピンク・フロイドの『狂気』を聴いた

漠然と、もっと後の1975年か76年頃かなと思っていたんだけど(何故だろう)

もちろん、売れに売れたアルバムだとは知っていた

 

ビルボード200に15年間741週に亘ってランクインして、発売2年を経過したアルバムのみのチャートでは、30年以上に亘るランクインというギネス記録となるモンスターアルバムだ(4500万〜5000万枚)

このアルバムより売れたものではマイケル・ジャクソンの『スリラー』他2~3しかなく、映画『ボディガード』(ホイットニー・ヒューストン)のサントラより売れている

 

ただ、俺にとってのピンク・フロイドは初期のシド・バレットがいた頃のストレンジポップな時代だから、その後のプログレ的大作志向は、何となく面倒くさい感じがして敬遠していたのだ

で、で、初めて聴いてみたら、何とビックリ…

Dark Side of the Moon

Pink Floyd "The Dark Side of the Moon" 邦題『狂気』

 

1曲も知ってるのが無いじゃないか、1曲も

ギネスアルバムだよ、ホイットニーのあれより売れたんだよ

テレビでちょっと使われたりして、耳に入ってたりするもんじゃないの、普通は

 

いや~驚いた

こんな事ってあるのか(俺だけだったりして)

そう、それでここまで長々と書いてきたんですが…

すみません、こんな「オチ」で