本日5月18日はジョイ・ディヴィジョンのボーカル、イアン・カーティスの命日である
ツアー中に宿泊していたホテルで自ら命を絶ってしまった
もう40年以上も前の、1980年の事、享年23
てんかんの持病を持ち、その薬の副作用による鬱病によるものとの説がある
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない
この手の専門的なことに関して、素人は深入りすべきではなかろう
いずれにせよ、歴史的名盤 "Closer" はその死の2ヶ月後のリリース
残されたメンバーはバンドをニュー・オーダーと改名して存続
イアン・カーティスの死をテーマに作られた「ブルー・マンデー」が1983年にヒットし、その後バンドは世界的名声を得る事となる
1980年は俺が中3の時で、YMOをキッカケにいろんな音楽を聴き始める年ではあるが、当時はそんなバンドの存在すら知らなかった
その年はジョン・レノンが死んだ年であり、世界中のテレビなどで大きく報道されたものだが、イアン・カーティスの死はたぶん新聞の片隅の記事にすらなっていなかっただろう
なにしろイギリスはマンチェスターの小さなレーベルのマイナーバンドだったから
そのレーベルの名前は「ファクトリー」といって、他の所属バンドはザ・ドゥルッティ・コラムやア・サーティン・レイシオなんかがいた
なんて、当時も今もそんなに知ってる人はいない
でもその後、ファクトリーはマンチェスターを代表するレーベルにまでなり、世界中にその名を轟かせることになる
さて、そのファクトリーのレーベルイメージを強固なものする事に一役買った人物にピーター・サヴィルというグラフィックデザイナーがいる
地方のマイナーレーベルが世界的に認知されたのにはジョイ・ディヴィジョンらの音楽やそれをプロデュースしたマーティン・ハネットだけではなく、このピーター・サヴィルのデザインも大きく寄与している事だろう
な〜んて俺あんまりよく知らないけどね(ついでに言うとレーベルの創業者トニー・ウィルソンについてもよく知らない)
さて昨年の春の事だが、ジョイ・ディヴィジョンのファーストアルバム『アンノウン・プレジャー』のジャケットがプリントされたTシャツがユニクロから発売された
一連のロックTシャツシリーズとしてではなく、ピーター・サヴィルのデザインとしての触れ込みであった
ジョイ・ディヴィジョンの名前は一言も無しだった(と思う)
ま、そんな事はどうでもいいんだけど、早速1枚Tシャツを購入
ユニクロTシャツを初めて買った
更にはロックTシャツというものも初めてだ
子供にはデヴィッド・ボウイだのピストルズだのザ・フーだのと着せてたくせに
自分で着るのには何だか躊躇いがあった
趣味の問題なのか年齢の関係なのかはよく分からないけども
でもこのTシャツは知らない人にはロックっぽくないし
そもそも俺はTシャツをメインで着る事ないし
だから気にするような事でもないんだけど
と、まあ、それから1年経った今年の4月
なんと地元のユニクロではそのTシャツの色違いの売れ残りが¥500で販売されていた
よくぞ1年も引っ張ったものだな
デザインが受けなかったのか、配色がダメだったのか
でも、そうか、分かった、500円だしもう1枚俺が引き受けよう、と購入
動機はそんな感じだったけど、何となく満足感も得られた
よし、これから俺もロックTシャツ買おうかな、なんて思い始めて…
イギー・ポップのTシャツ買っちゃいました
そう言えば、イアン・カーティスの死が発見された時、部屋ではイギー・ポップの『イディオット』がリピート再生されていたらしい
次は何を買おうかな、なんて考えるのも楽しいね
そんなに欲しいのがあるわけでもないけど
でも二、三の候補はあるんだよな〜
最後はイアン・カーティスの墓碑銘にもなっているというタイトル曲で故人を偲びましょう
この曲は俺が初めて聴いたジョイ・ディヴィジョン・ナンバーでもある
高校3年の冬の事でありました