先日友人から、最近いろいろとある聴き放題の音楽配信物はやってないのか、との問いに「聴く時間が無いからやってない」と答えたら笑われた
その直前に「今は初期のクラフトワークをまとめて聴いてる、ずっと聴き続けるのはキツイけど」、なんて言ったところだったから、そんなの聴く時間はあるのに、なんて言われて
Kraftwerk - Kraftwerk - Ruckzuck HD
こんな感じの音楽〜フルートが斬新だ
フルートだと知らなければ電子音だと勘違いするかもしれない…かな
でも実際、こちらに積極的な気持ちがない限り、なかなか知らない音楽を聴くための纏まった時間は作れない
だからその辺、俺は物凄く保守的だ
いろんな音楽に興味はあるけど、こちらの受け入れ態勢に相当左右される
年齢の問題なのか、わざわざ何かをするというのがとても億劫に感じるのだ
その点ラジオは気軽だし、フラットで受動的な態度で聞き流しながら、「何だこれ」っていうのに出会う事がままあるので、今のところはそれでいい
思えば高校生の頃はよくラジオを聞いていて、日本だけでなくアメリカやイギリスのヒット曲を自然に耳にしていたのは良かったな、なんて今は思う(当時そんな人は多かったはず)
そんな訳で、先日も車でラジオを何となく聞いていて、あっという曲に出会った
それは美空ひばりの「リンゴ追分」
いや、もちろん前から知ってはいるけども
バックの演奏がほとんどモードジャズ的というかハービー・ハンコックの「処女航海」みたいで、物凄くカッコいいのだ
なんじゃこりゃと思って「そうか、オリジナルではこんなアレンジだったのか」、なんて思いながら感心していた
さて曲が終わってDJが曲紹介
な、な、なんとさだまさしがカヴァーしたものだったのだ
それは『情継 こころをつぐ』(2009年)という美空ひばりカヴァー集の中のひとつであるという
さらに調べると「リンゴ追分」は1952年発売で、モードジャズより随分前になるようだ
それを知っていれば最初から分かっただろうけどね
でも、そもそもさだまさしの声で分かりそうなものだけど、いや〜ソックリで全然分からなかった
興味のある方は是非ともご確認ください
ちなみにそんなジャズアレンジなのは「リンゴ追分」だけだった
Herbie Hancock - Maiden Voyage
ちょっと面倒ですが、ここから興味のある方はこちらからご視聴ください
家に帰ってからYouTubeでさだまさし版「リンゴ追分」を探してみたが、結局見つからず…
でもその代わりに、最近の俺のお気に入り、世間でささやかな話題となっているポセイドン石川も演っているのを発見した
一応説明すると、この人は山下達郎のマネでいろんな歌を歌うんだけど、何とアレンジ等も彼がやっているというのだ
出来としてはイマイチかなぁ…(個人的評価)
俺が好きなのは「U.S.A.」なんだよね
いや〜最高だ
いろいろ他にもあるんだけど、どれも1分台っていうのがいいよね
そこも含めて素晴らしい
最後に「あんたがたどこさ」
これがまた素晴らしい出来
ほとんどオリジナルだ
ラジオの事も「りんご追分」もどこかへ行ってしまったが、それは良しとして…
ポセイドン をリピートしようかな
(敬称略)