タイで日本のテレビドラマをPRするイベントがあったらしい
どんな番組が放送されているんだろうか
分からない…
そこには全く興味がない
いや、タイで爆発的に人気がある、とかだったら別だけど
今から17年前の2002年5月に、取引先の招待旅行でバンコクに行った
ホーチミンからバンコク・香港と周って、確か5泊6日だったような
初めての海外旅行だったので、見るもの全てが刺激的だった
バンコクで見た仏教寺院の細長さ
そこにいた野良猫までが細長かったのは偶然か
ホーチミンでも思ったけど、ベトナムとタイの歴史を少しは齧ってくればよかったと後悔した
ワットアルン(暁の寺) 現在は真っ白に改装されている
そんな訳で無教養な我らが盛り上がったのは、バッタ物の時計
俺はパテック・フィリップのクロノグラフを購入し、ついでに弟のお土産にとロレックス・エクスプローラーも買って行った
どちらも日本円で確か¥5000くらいの自動巻きの時計
あと、ホーチミンではホーチミンの顔がデカデカとプリントされたTシャツを、バンコクではラーマーヤナのTシャツを買った
その細長いキャラクターの柄を見て「これ何」と訊いたら、「ラーマーヤナ」との返事
あちらのほとんどの店員さんはもう日本語バリバリで、それにも驚いた
ただ、予想外にも食べ物が合わず苦しかった
気温気候など環境の変化のせいで、体が弱ってしまったのだと思う
カップラーメンなんかを持って来ればよかったとすら思った
自由時間に日本食を探してみたけど、見つけられなかった
Japan:-'Temple Of Dawn'(暁の寺のテーマ)
まあそんなことはどうでもいい
今回のテーマはタイで放送されている日本のテレビ番組だ
そう、それで思い出したエピソードがあったのだ
いやなに、その時はタイでテレビなんかは最初っからノーマークで、たまたまテレビをつけたらやっていた、というにすぎない
夜中だった、深夜だったかな
実はその番組、俺は知らなかった
お笑いに関しては今でもそんなに関心があるわけではない
そのくせ、お笑い番組を観るときは「絶対笑わねぇぞ」って変に構えちゃうのはなぜだろう
ま、そんな事もどうでもいい
その時オンエアされていた芸人のひとりがダンディ坂野だった
当時からもう黄色いスーツで「ゲッツ」とやっていた
ネタも今と変わらず、受けても受けなくても「ゲッツ」
体調が今ひとつで疲れていた時に見たダンディには強烈に笑わされた
お笑いネタであんなに笑ったのは初めてだ
腹筋が引きつって呼吸困難なほど笑った
後で聞いたら、滅多にオンエアされない人だったらしい
そんなレアなものを深夜バンコクのテレビで見るという
俺のタイの思い出にはダンディ坂野も含まれているのだ
当時はまだダンディはあまり有名でなく、身近な人に話しても誰も知らなかった
だから、ダンディを発見したのは、俺のような気がしていたくらいだ
ダンディ坂野は「一発屋」時代を乗り越え、現在安定した「ゲッツ」を発しているのは周知の通り
(敬称略)
*1:10組くらいの若手芸人が漫才やコントを披露し、会場で見ていた観客が面白いとしたネタだけがテレビで放送される番組