ぱらの通信

思い付きと思い込みの重い雑感集

美食とは無縁の味覚の話

グルメでは決してなく、若い頃から味より量の人間だ

もっとも、最近では年齢的な問題か、以前のような量を食べることが出来なくなったが

 

一人暮らしだった20代から30代半ばまでは、毎晩米を二合食べていた

おかずはほぼ決まって納豆と目玉焼き

当時、自分は太らないもんだと思っていたけど、やっぱりそういう訳にはいかなかった

ま、これはまた別の話だね

 

外食といえばほとんどラーメンだが、新規開拓は滅多にしない

地域のラーメンガイドなんかもたまに見はするけど、いざとなると考えるのが面倒くさいし、何より変化を好まない保守的なところがある

 

 

小さい頃から牛乳がダメで、アレルギーじゃないんだけど、味と臭いが現在もNG

だからある種のソフトクリームなんか無理だし、クリームシチューもちょっと牛乳が多く入ると食べられないとなってしまう

 

でもこれ、牛乳が嫌いじゃない(というかむしろ好きな)妻にとっては、ギリギリの分量なんか分からないという

そりゃそうだ

牛乳味の気にならないシチューは大好きなんだけど

 

 

10代の頃はシイタケ、モツ肉、ナスなんかは大嫌いだったが、何故か今では大好きのレベルにまで達している

何かのキッカケがあった訳じゃなくて、いつの間にかの話だ

 

 

20代の頃にオリーブオイルってどんなもんだろうと買ってみた

でも、なんだこれ、って感じで、ああ俺には地中海の味が合わないんだな、なんて思ったものだ

それが今じゃものすごく好きで、なんでもかんでも、って訳じゃないけどかけて食べる

これもどんなキッカケがあったのかすら思い出せない

 

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30代に初めて海外に行った

取引先の招待旅行なんだけど、ベトナムとタイ(ホーチミンバンコク)に行き、帰りは香港に一泊

その頃はもうほとんど食べ物の好き嫌いは無かったから、あちらの食べ物に対してはあまり心配してなかった

実際、一緒に行く仲間たちと東南アジア料理の居酒屋に行って確かめたけど、大丈夫だった

 

ところが、現地に着いたら気候の違いやらなんやらで早々に体調を崩して、初めは問題無かった筈のパクチー等、特色ある味が食べられなくなった

違和感を感じ出すともうキリがない

水もジュースも何か違う

日本のものとあまり変わらない感じなのはビールくらい

 

1週間の旅行の間ずっとダメで、最終日の香港でようやく体調が戻った

香港の味は日本で馴染みがあるからなのかもしれない

観光としてのベトナム・タイは最高だったので、料理の方を克服してもう一度行ってみたいと思っている

 

ところで、その時一緒に行った超偏食家の同僚は食べられる物を数えた方が早いんじゃないかって程の奴だけど、ベトナム・タイの味は気に入ったと言っていた

でも香港での料理はダメだったらしい

なかなか興味深い

 

 

今から15年くらい前、真空パックのフォアグラを貰った

恥ずかしながら、この時が初フォアグラ

で、説明書通りに調理して食べてみると…

 

何だこりゃ、っていうのが最初の感想

珍味、う〜ん、なるほど珍味なんだけど…

試行錯誤の挙句、最終的には醤油をかけて食ってやったよ

 

フォアグラも何度か食べてるうちに馴染んできて、いつしか好物になるのかもしれないな

でも、あれが最初で最後のフォアグラになる可能性もあるのか