ぱらの通信

思い付きと思い込みの重い雑感集

エコー・アンド・ザ・バニーメンが久々に雑誌に載っていた Echo & The Bunnymen

新刊を扱う普通の書店なんて、滅多に行くことがなくなった

もっぱらブックオフだから

理由は単に新刊書を急いで読まなければならないと思っていないからだ

マイブームの関係で新品本を買うことはあるけど

日本のデフレ社会に俺自身、不本意ながら一役買っているという事に忸怩たる思いはある…なんて

 

ま、それは別問題として、そう、この前普通の本屋に行ったのだった

その時、ギターマガジンという月刊誌を立ち読みした

 

その中で、写真家のトシ矢嶋が文と写真を載せてるんだけど、その号では我が熱愛するエコー・アンド・ザ・バニーメンの話題だった

 

ギター・マガジン 2019年 5月号 (特集:今年こそはスライドを...。) 【スライド・ギター常套句ポスター付】[雑誌]

もうすぐ新しいのが出るけど

 

 

写真は1ページ使って、1980年頃の彼らがデカデカと載っていた

ああ、もう今後こんな事は無いだろうな、なんて思いながら、記事を読んだ

 

デビュー当時の彼らは持ち曲が少なくて、ドアーズの「ジ・エンド」よろしく、1曲を10分くらいに伸ばして演奏していたという

俺その話は知っていたけど、初耳だったのは、デル・シャノンの「ランナウェイ(悲しき街角)」をレパートリーとしていた、という事

 


Del Shannon - Runaway (HQ STUDIO/1961)

ヴォーカルのイアン・マッカロクは、どこかスタンダード志向というか古典派とでも言おうか、そんなところがあって、それはデビュー時からだったのか、と思ったのだった

個人的には、そのスタンダード志向がバンドにとってあまり良い影響を与えていないと感じている

だから俺の中の彼らの代表曲は「キリング・ムーン」なんかじゃなくて「レスキュー」だったり「ドゥー・イット・クリーン」だったり「ザ・カッター」だったりするのだ

でもそんな頃からじゃ仕方ないな、なぁんて思ったよ

 

Echo And The Bunnymen - The Cutter HD

 

結成は1978年、翌年にシングル「ピクチャーズ・オン・マイ・ウォール」でデビュー

ちなみにそのB面「リード・イット・イン・ブックス」は、イアン・マッカロクとジュリアン・コープが素人時代に共作したもの

これは、同じくアマチュア時代の高橋幸宏ユーミンがバンドを組んでいた、というのと同じくらいゾクゾクする

 

Crocodiles

 

アルバムデビュー1980年の『クロコダイルズ』から1982年『ヘヴン・アップ・ヒア』、1983年『ポーキュバイン』と、歴史的名盤を立て続けにリリース*1

 

その後バンドは解散するも、1997年に再結成し、現在に至っている

最新作は今のところ2014年の12作目『メテオライツ』ということになるようだ*2

 

俺はずっと買い続けている

でも、実はもうかつてのような輝きもカッコ良さも感じていない

そんな事は期待もしていない

でも聴き続けている

たぶんこれからもだ

 

 

*1:本当は1984年の『オーシャン・レイン』まで含めたい気持ち

*2:ライヴ盤、ベスト盤、企画盤は除く