今に始まった事ではないが、次から次と耳慣れない外来語が入って来る
外国産のものや固有名詞や新しい事物などはまあ仕方ないとして、それほどの事でもない場合にも使われている、、、ような気がする
いや、こんな事言うのもホント今更の事ではあるけれども
ここ30年くらいで頻繁に耳にするようになった、日本語化した外国語を思い付くままに列挙してみる
当然ながら固有名詞や専門用語は除外で
ただし五十音順でも使用頻度順でも年代順でもないので、そこはご勘弁を
- モチベーション
- ハラスメント
- スキル
- シミュレーション
- ネグレクト
- コンプライアンス
- デフォルト
- コンテンツ
- コンセンサス
- ファクト
- フェイク
- エビデンス
- ダイバーシティー
- プライオリティー
- インセンティブ
- スキーム
- メンタル
- フィジカル
- リスク
- リテラシー
などなど、まだ出てくるとは思うがキリのいいところでやめておく
これらはまあまあ馴染みのある部類だろう
もっとも俺自身はそんな言葉に囲まれて生活をしていないので、冗談以外にどんなキッカケで使うのかがよく分からない有様だが
記憶に頼って書いているので不確かではあるが、「リスク」「スキル」などは少なくとも30年前は今みたいには使われていなかったはずで、「モチベーション」の事は「やる気」や「動機」と言っていた
同様に「ファクト」と「フェイク」がセットで日本語化したのは、ここ数年のような気がする
更に「メンタル」「フィジカル」ですらも一般的に使われ出したのはせいぜいここ20年くらいではなかろうか
ちなみに30年という区切りは個人的なもので、つまりは働くようになってから、という事
それ以前となると学生時代となる訳で、ついでにその頃覚えた新外来語をまた列挙してみる
まだ当時はそんなに広く使われていなかったと思うが、だからこそ中高生にはちょっと背伸びした感じの言葉だった
思い出したが「テンション」という言葉を覚えたのは中学生の頃で、しかも音楽用語としてだったから、当時は今のようには使われていなかったのではなかろうか
学生時代はカッコつけるためにこの手の外国語を一生懸命に覚えたものだが、今では知らないと不便なので一生懸命覚えなければならなくなった
何しろ、ちょっと読むだけのネットニュースですらピンと来ないって事になるから
これらの言葉が原語のまま日本語化したのは、一応どれも翻訳不能だからって事になっているけれども、本当にそうなのか
また、日本はともかく中国や中東、あるいはドイツやフランスなどヨーロッパの非英語圏の場合はどうしているんだろうか
日本同様に英語のまま使っているのか、それとも日本のようには言葉の輸入を行っていないのか
フランスでは、元々ある言葉に意味を追加していくって聞いたことあるけど、具体的にどういう事なのかはよく分からないので、俺の勘違いかもしれない
そもそも英語をそんなに有難がっていないということも考えられるし
自国の言葉のまま使える場合も多くあるだろう
更にここ10年くらいの話だろうか、今度は耳慣れない日本語がちらほら聞かれるようになった
例えば「気付き」なんていうもの
ん〜「学び」「癒し」はともかく「気付き」って何なのよ
調べてみると「アウェアネス(awareness) 」の訳なんだそうで、「気付いていること」「知ること」「意識」「自覚」となっていて、学術用語が和訳され一般化したものらしい
いわゆる「意識高い」っていうのが、つまりは「気付き」って事か
どうりで気色悪いワケだなって納得したけど、じゃあ代替案はというと無いので、いずれ馴染む時が来るのだろうか
最後にひとつ外国語混じりの言葉を紹介しよう
俺がひと頃気に入っていた「はがねのテンダネス(鋼鉄のTenderness)」というものだ
出典は三島由紀夫のエッセイからで、「男らしい優しさ」みたいな意味だろうが俺は「愛の鞭」という意味で使用していた
いや、もちろん冗談で使ってたんだけどさ…
キザだったかな、「はがねのテンダネス」
もし良かったら皆さんもどうですか