ぱらの通信

思い付きと思い込みの重い雑感集

外国人の話し方

アメリカで、アジア系の人の英語の発音か言い回しを真似た事が差別であるとして、ある野球解説者が中継番組の出演停止処分を受けたとのニュースが以前あった

なるほど、「差別」の仕方もさまざまなものだな、と思った

ただ海外事情に詳しくない俺の様な者には何らピンとこない話ではある

 

日本でも例えばアグネス・チャンなんかは、日本語の発音が面白おかしく真似されたりする

でもそれに対して「差別」を指摘するなどという事はなかった(と思う)

俺も、いつまでもヘタだな、と思いながらも差別感情はない

 

最近だと韓国アイドルが、拙い日本語で受け答えしてるが、それはそれとして聞いている

著しく聞き取りにくい訳じゃないし、もう耳も慣れてしまっている

むしろ韓国のマーケットが狭いからなのか、彼らの日本語・英語・中国語への力の入れようは凄いと思う

 

 

それにしてもアメリカでは、英語の話し方までも差別の対象になっているというのは知らなかった

我が敬愛する坂本龍一が、ニューヨーク移住後に自分のコンプレックスのひとつとして、英語の発音がネイティヴじゃない事を挙げていた

つまらん事にこだわるもんだなと思ったものだが、この様な事情があったのかもしれない

 

外国人の発音や話し方をからかうのって良い趣味とは言えないが、「差別」されなければならない事なのか、とは思ったりする

そんな事が侮辱される理由となるってのは、さすが何事もスケールの違う国だ

いや、日本でも形は違えど無きにしも非ず、かな…

 

 

 

最近じゃ日本人と何ら遜色なく日本語を話す外国人が多いように思う

モンゴル人相撲力士なんかは顔も区別つかないから、知らないと日本人だと思ったままだ

妙に強いと、ひょっとしてモンゴル人かな、なんて思ったりするけど

 

彼らを見てると、英語の早期教育なんかは皆んなが皆んな必要ないな、とますます思う

だって、どんなに日本語が上手い外国人といえども、幼少期から日本語を習っていたって事はないだろう

話は飛躍するが、日本人のほとんどが英語が話せるようになった時、日本はもう既に「日本」じゃなくなってるよ(それは中国語かもしれない)

 

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ケイン・コスギが「リポビタンDX」のCMに出ている

アメリカ生まれアメリカ育ちのケインが「ピポビタン・デーエックス」と言ってるのは感動的だ

今では「ディー」と発音することになった「D」だが、昔っから「リポビタン」ときたら「デー」でなければならない

 

さて、発音の事ではないが、イギリス人ピーター・バラカンThe Who を単に「フー」と言っていた

日本では「ザ・フー」と呼ばれている場合が多いように思っていたが、以前から「ザ」は必要なのだろうかと感じていたのだ

普段の会話で The Who の話題になる事はほぼ無いと思われますが、次からは「フー」で大丈夫ですよ、皆さん

 


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(敬称略)