新春ブックオフでのお買い物
なにもブックオフの宣伝みたいな事をしなくてもよさそうなものではあるが、今となっては俺の数少ない楽しみのひとつになっているので、ご勘弁願おう(タイトルからは外したよ)
新春早々、初売りでつい調子こいてしまった(一度にこれら全てを買った訳ではないが)
一体こんなに買って
「読めるのか、聴けるのか」
と心の声が訴えていた
俺は原則、CD購入は週1枚前後の月に5枚くらいで、と考えている
ロクに聴けもせずに消化不良を起こすのが嫌なのだ
それに本は読めないまま増え続けるだけだし
でも新年ということもあって
「こういうのは一期一会だから」
と自分に言い聞かせて買っちゃいました
と言っても、CDはどれも500円か280円、本はすべて108円か200円のものばかり
さてCDから
- Each Eye a Path (Mick Karn)
- The Best of Ska (V.A.)
- Almost Blue (Elvis Costello)
- Nursery Cryme (Genesis)
- Minute by Minute (The Doobie Brothers)
- Destroyer (Kiss)
- The Music of John Barry
- MIssion Possible (Acid Jazz Compilation)
- "Stranger than Paradise" Sound Track (John Lurie)
この中でとりわけ印象深かったのは、ミック・カーンのアルバム(2000年リリース)
内容は静かなインスト中心で、例の特徴ある変態ベースラインもおとなしめだから、いまいちピンと来ないんだけど繰り返し聴いてしまった
というのも、ミック・カーンは2011年に死んでしまっていて、命日は1月4日
偶然だけど買ったのがその日だったからだ
何だか新年早々しんみりしちゃったよ
デヴィッド・シルヴィアンとの不和でジャパン(バンド名)が1982年に解散すると、ソロに転向、またピーター・マーフィー(元バウハウス)とダリズ・カーを84年に結成するなどしていたが、なんと87年に旧友シルヴィアンをボーカルに迎えた名曲「Buoy」を発表
その時ファンは感涙にむせんだものだ
Mick Karn & David Sylvian, 'Buoy' - A Tribute Film by TMK
そして91年、奇跡のジャパン再結成
バンド名は何故かレイン・トゥリー・クロウ(Rain Tree Crow)としてアルバムを1枚発表
と、ここまではは良かったが、今度はシルヴィアンと他のメンバーの仲違いによりまたも分裂
結局ミック・カーンとの共演はそれで終わってしまう
ミックはその後、細々とながらも何枚かのソロアルバムを制作したり、様々なセッションバンドに参加するなどの活動を続ける
最晩年にはシルヴィアン批判を含む赤裸々な自伝(俺は未読)の執筆があり、またダリズ・カーの再結成も果たした
ファンにとっては気掛かりのシルヴィアンとは生前に和解したとのこと
このアルバムがきっかけで他のソロアルバムやダリズ・カーを聴き返し、ついでにピーター・マーフィーのソロ作なんかも久々に聴いた
そして、まだ買ってもいないミック・カーンの自伝も、いずれ読まなければ、と思った
買った本はこんな感じ
とりあえず解説文や目次には全て目を通して、そこから『「風と共に去りぬ」のアメリカ』と『文化大革命』に手をつけた
最初は最澄が主人公の『雲と風と』を真っ先に読む予定だったが、『「風と共に〜』が面白そうだったので、そちらを先にした
でも『風と共に去りぬ』は読んだことがない
いや、死ぬまでには読む予定でいるけども
一方、『獄中記』と『東南アジアの伝統と発展』は読まずに終わりそうな予感が…