ブックオフにて我が目を疑う程の掘り出し物を購入した
まずはCDから
ご覧のように、俺が住む地域のブックオフでは滅多にお目にかかれないラインナップに興奮(ひょっとしてどこの地域も同じようなものかもしれないが)
取り敢えず上の4枚を即購入した
全て1枚500円、計2000円の大出費だったけど、たまにはこういうのも大事だよ…
他にも、持ってるから買わなかったもので、イーノとかスロッビング・グリッスルとかあったが、たぶんこれらは同じ人が一気に手放したんだろうな
ありがとう同志よ
キャバレー・ヴォルテールの1982年のライヴ盤『HAI!』
これは81年の日本公演を録音したライヴ盤
当時はメンバーの脱退などもあって、今思うと彼らのターニングポイントだったのかな…
Cabaret-Voltaire "This Is Entertainment"
キャバレー・ヴォルテールはインダストリアル・ミュージックなんていわれていたイギリスのバンドで、リズムマシンとベースを中心にギターとシンセサイザーとメロディ感のないヴォーカルが絡んでくる、高校生当時の俺が最も好んでいた音楽形態だ
このアルバムでは途中から生のドラムになってるけど
インダストリアルなんて言っても、スロッビング・グリッスルみたいなのに比べたらはるかにポップでロックだ
その後は更にダンサブルな感じになって行くことになるのは機材の進歩なんだろうなぁ
妙にポップ化する1983年以降の彼らにはあまり興味を感じない
個人的には、こういうのって程良くノイジー、程良くポップというのがいいワケで、このライヴアルバム辺りの感じは好ましい
んで、ソフト・セル、1984年リリースの変態エレポップ『ソドムの夜』
この後バンドは解散、ヴォーカルのマーク・アーモンドは本格的にソロ活動に入って行く
このアルバムは企画盤みたいなのを除けば実質三枚目に当たるんだけど、俺はこれだけ持ってなかったのだ*1
でもずっと廃盤みたいで、中古探してたけど高い、高すぎる
だから今回ブックオフで見つけた時は手が震えたよ、ホント
実はソフト・セル、ニューウェーヴ世代の俺だがリアルタイムでは聴いていない
友達が持ってたから聴いてたのかもしれないが、記憶にはない
ファーストアルバム『エロティック・キャバレー』のCDを買ったのは今から十数年前、200円だったからだが、買いっぱなしのまんま何年と聴いていなかった
俺は元々エレポップそんなに好きじゃなくて、何となく値段で買っただけだったのだ
ところが約十年前に何となく聴いてみたら、ハマっちゃったんだね~何でだろう
とりわけアルバム最後の「Say Hello, Wave Goodbye」なんていうツマらなそうなタイトルの曲、これがいいのよ、もう名曲
しかも何故だか高校生の頃を思い出す、という偽りの記憶までが立ち昇ってくる
Soft Cell - Say Hello, Wave Goodbye
マーク・アーモンドは現在もバリバリ現役で、打ち込みのダンス的なものから、ジャック・ブレル他シャンソンのカヴァーやムード歌謡的なものまで、独特の活動を続けている
ルックスは相変わらずの妖しさで、俺はイギリスの美輪明宏と呼んでいる(ただし、日本のマーク・アーモンドは元ソフト・バレエの故・森岡賢だけどね)
残り2枚はホルガー・チューカイとジャー・ウォーブルだけど、長くなったから割愛
次は書籍
またしても一体読むのはいつなんだ、というのを買っちゃった
だって200円だったから
何といっても三世紀アレキサンドリアの神学者オリゲネスの主著『諸原理について』でしょう
これどうやらデッドストックものだったらしくて「補充注文カード」とやらが挟まったままだった
表紙に汚れはあるものの中身はキレイ
目を疑った
オリゲネスは、田川建三の『書物としての新約聖書』の中で言及されてる箇所を読んで興味を持ったのが、もう十年以上も前の話
ところが今回その部分を再読してみたけど、一体俺はどの辺に反応したものやら、今となっては皆目見当もつかない有様
おまけにこの訳者による清水書院『オリゲネス』も持っているのに、いくら探しても見つからない
う〜んこのまま読まずに終わるかも
あとの1冊は新約聖書の偽典「マグダラのマリアによる福音書」についての本
こちらの方は読む可能性高し…だけどこれも割愛しましょう
で最後に、普通の書店で購入した掘り出し物でもなんでもないものだけど、ついでに
言わずと知れた仮面ライダー
ご覧の通り、第一話のクモ男から第五話カマキリ男までのDVDがついている
この後に死神カメレオン、ハチ女と続くんだけど、もう490円じゃ買えない
今悩んでいる最中で…もう一冊くらい買おうかな…
*1:2001年に再結成、アルバムも制作している…けど今はノーカウント 断続的な活動があり2018年に再解散した模様