読売ジャイアンツの高橋由伸監督が、成績不振を理由に、今期限りで辞任するという
後任はなんと、またまた原辰徳
なんだそれ
何だか無理やり監督にさせられた挙句、成績不振で辞任というのは、なんか可哀想な気もするが、これが勝負の世界というものなのだろう
いやそれ以上に、これが読売巨人軍というものなのだろう
元中日監督の落合博光は、またやるでしょう、と温かいコメントを寄せていたが、俺はもう巨人には関わる気が無いんじゃないかという気がした
いや、巨人である必要は全くないので、俺もいつか彼が戻ってくることを期待したい
そんな中、元巨人軍の西本聖(たかし)が、『日刊スポーツ』のコラム「熱闘野球論」で読売批判的な事を語っている(インタビュー)
残念のひと言ですね
まだ現役をやりたいという中で引退して大変な仕事を引き受けた
そういったいきさつを考えればもう少し時間が必要だったし、あと1、2年はやってほしかった
これはフロント、コーチ陣も含め全員の責任でもある
彼のやりたい野球をフロントがどこまで理解していたのか
球団として失敗
彼にすべての責任を取らせるのはどうかなと思う
元巨人軍選手としては 、かなり踏込んだ発言ではないのか、と思うんだけど、どうなんだろ
あんまり裏事情には詳しくないからよく分からないけど
西本といえば、’80年代前半に江川と共に巨人を支えた看板投手であった(更にもうひとり定岡がいて、三本柱といわれていた)
西本は年齢が江川のひとつ下だが、高校卒業してすぐに入団しているので(ドラフト外)、江川よりもだいぶ先輩である
江川があの悪名高い「空白の一日」で入団が決まったときには反感を持ち、その時のインタビューか何かで、呼び捨てにします、と語ったらしい
天才の江川と努力の西本という事で何かと比較され、特に西本は江川に対しては強いライバル心を持っていただろう
入団7年目の’80年から5年連続2桁勝利を上げていて、’81年には沢村賞を受賞した
しかし、その年は江川が20勝して投手五冠を獲得した年なので、世間的には随分と肩身の狭い思いをしたのではないだろうか
と、こんな書き方をしてくると、アンチ江川の悪役みたいだが、二人はだいぶ早い段階で、素直にお互いを認め合っている(ああ良かった)
江川も最初ライバル心など無かったと思うが、西本が負けてチームが勝つというのが理想だった、後に語っている
江川引退後も、移籍先の中日で見事20勝を上げ最多勝利投手になるなどの活躍を見せ、’93年引退までの20年間で、江川より30勝多い通算165勝を上げた
で、その西本のインタビューの続き
次期監督の予想は、という質問に(原辰徳に決まる前のものなので)、以下のように答えている
個人的には江川(卓)監督を見てみたい
入団の経緯から悪役になってしまった
その道をつくったのは読売(巨人)なので監督をさせてもいいのではないかと思う
私も江川さんも巨人戦のテレビ視聴率が20%超という良い時代にプロ野球をやらせてもらった
巨人ファンとしても江川監督を見たいという方も多いのではないか
アンチの方もいるとは思うが興味は沸いてくると思う
(江川監督なら、西本さんは投手コーチに?の問いに対して)
いやいや、解説者でいいです
私が一番言えると思うので(笑)
でも見てみたい
何だか嬉しくなるコメントだ
で、やっぱり西本は現在、読売にあまりいい感情は持っていないのかな
それはともかく、数年前にナベツネが、江川を監督にするなんて絶対に無い、と断言していたので、まあ無いでしょう、残念ながら
何かと話題の今年の高校球児たちのドラフトだが、誰も読売には行ってほしくないと思っている
あそこは、外人選手とFA選手でやってりゃいいんだよ
なんて、冗談ですよ…坂本とか菅野とか活躍してるよね、知ってるよ…いやホントに…
(敬称略)