俺と同世代の方の音楽ブログを読むと、凄い量の音楽を聴いてきて今も聴いているんだろうな、と驚く
俺はもう前世紀でほぼ止まってる、と言っても過言ではない
90年代初期あたりまでがせいぜいだろうか
邦楽に関してはそれでもまだヒット曲くらいは耳に入ってくる
最近の俺の中の邦楽ヒットは、サカナクションの「ショック」だった
トーキング・ヘッズやフェラ・クティみたいで良かった…けど、それ去年の曲か…
洋楽となるともう絶望的
ここ最近でいいなと思ったのはファレル・ウィリアムズの「ハッピー」だけど、もう5年以上も前の曲だ
テイラー・スウィフトですらよく知らないってのはどの程度の酷さなのかな、俺
職場で一緒に働いているのはアラフォー男が多い
彼らは今流行りのJポップは詳しいようだけど、特に音楽好きでもなさそうだ
谷村新司と加山雄三の区別もつかず、それどころか加山雄三と堀内孝雄を混同しているレベル
なんか、あまりと言えばあまりなんだけど、一般的にはそんなものなんだろうなとも思った
それに比べりゃ俺なんかメチャクチャ音楽に詳しい人だなぁ、なんて思ったよ
ただし彼らの得意分野はゲームとマンガとアニメで、俺は全くついて行けないが…
俺が同時代の音楽を追いかけてたのは1985年の20歳くらいまでで、頑張ってセッセとレコードを買っていた
でも、サイキックTVだのヴァージン・プリューンズ(プルーンズ)だののワケの分からんライヴ盤なんかより、もっと聴くべき買うべきものがあったと、今となっては思う
同時代ロックへの興味を失ったのは、ほぼニューウェーブの終焉と共にって感じがしている
先日、俺が仕事から帰るなり「お父さん、かっこいいバンド見つけたよ」
妻と娘がそう切り出した
ヤブからボーに何なんだ、どうせイケメンがいたとかそんな話だろ、と思って聞いていた
妻はハイスタやイースタン・ユースなどメロコア(?)が好きなのだが、一方で及川ミッチー光博やB'zの稲葉浩志などのイケメンが好きなのだ
そして娘はK-POP専門
そんなふたりが〈かっこいいバンド〉ってどんなバンドよ…
ーマネスキンって知ってる?(テレビでたまたま観たらしい)
ー知ってるよ、イタリアのバンドだろ
実は、「はてな」で購読している方の記事を読んで、たまたま知っていたのだ
ーへえ、知ってるんだ、意外…
ーそりゃあ、マネスキンくらい話題になってりゃ俺だって知ってるよ
なぁんて家族に対して、つまらん小さな嘘をついてしまった…
(敬称略)