ぱらの通信

思い付きと思い込みの重い雑感集

あの季節がいま目の前 松原みき

昨年、突然のリバイバルヒットしたらしい松原みきの「真夜中のドア〜stay with me」

三浦徳子作詞、林哲司作曲

1979年リリースから40年経ってからの世界47カ国でTOP10入りだそうで、その記事は以下に貼っておく(2020年11月19日のポニーキャニオンニュースより)

 

プラチナムベスト 松原みき(UHQCD)

松原みきが1979年11月にリリースしたデビューシングル「真夜中のドア/stay with me」が、今世界で話題となっている。海外を中心に、サブスクリプションサービスSpotifyでは直近1年間で460万回、Apple Musicでは100万回以上再生された。特にインドネシアでは1ヵ月で3万回再生を記録したほか、タイ、マレーシアでも再生数が大きく伸びている。
さらに、世界のApple Music J-Popランキングにおいて12ヵ国で1位を獲得、合計47ヵ国でTOP10入りを果たした。

 


www.youtube.com

 

いや〜名曲ですな

もう20年以上も前になるけど、友達の家で飲んでた時に松原みきの話になった

そいつアナログのシングル盤持ってたから何度も聴いて盛り上がった

 

その後俺も再発になったばかりのデビューアルバム『ポケット・パーク』のCDを買って愛聴した

歌い方もいいんだよな〜

例えば「気がするわ〜」の「ぅわ〜」とか、「グレイのジャケットに」の「ジャケットぉ〜にぃ〜」のところとか

 

デビュー盤ながらミュージシャンが豪華

曲の終わりに差し掛かったところから入ってくるカッコいいギターソロは松原正樹、派手なベースは後藤次利、そしてドラムは林立夫と、スタープレイヤーの揃い踏み

以上は「真夜中のドア」のメンツだが、他の曲ではSHOGUN(ショーグン)が演っていたり、松木恒秀や今剛や井上鑑斉藤ノブの名前も見える

 

あとはやっぱり松原みき本人のルックスがいいね

ジアンビューティーみたいなところもあって古びてないというか、むしろ今向きな感じ

あんまり良い言い方じゃないけど、外国人に受けそうなキュートさというか

 

そしてなにより70年代後半の日本のシティポップの世界的再評価が追い風になっているという

ホントにそんな「世界的」なものなのか…

ちょっと盛ってるんじゃないの、たぶん…分かんないけど

 

それはともかく、当時はそんなものだと思っていたけど、みんな凄く「大人」

歌詞も音楽も中学生だった俺は背伸びして、っていう感じだったような気もする

あの頃のいわゆるシティポップって、ノスタルジーも相まって特別な感じがするんだよな

 

という訳で松原みきだが、本日10月7日は彼女の命日だそうである

最近知ったというファンにしてみたら、どういう事なの、って感じかもしれない

音楽はオシャレで演奏はカッコよくて、でも肝心のキュートな歌い手は既に故人、なんてのはちょっとしたショックなんじゃなかろうか

 

なんて言う俺も「真夜中のドア」の後にCMやアニメの作曲家としても活躍したという事は全く知らなかった

それでも2004年に訃報を聞いた時は、上記のような個人的リバイバルの後だったのでとてもショックだった

それが突如としてシティポップのミューズとして甦ったのはとても嬉しい

改めて冥福を祈る

 

(敬称略)