ぱらの通信

思い付きと思い込みの重い雑感集

車掌と蕎麦についての独り言

先日昼メシを食いながらYouTube山下達郎大瀧詠一の対談*1を聴いていた

するとその中で大滝詠一が、子供の頃に将来は鉄道の車掌になりたかったと話していた

オモチャの車掌さんセットでよく遊んでいたそうだ

 

実は俺も子供の頃に漠然とではあるが、将来は車掌さんになるのもいいな、なんて思っていた

理由は小学校の下学年生の頃に見たテレビの影響だ

小さな駅をひとりで切り盛りする車掌さんのドキュメント

 

切符切り、出発進行の合図はもちろんの事、なんと「立ち食いそば」まで作っちゃうのだ

そんな、全部自分でやっているってところに打たれたんだな、俺

カッコ良くいえば DIY的というかインディーズ的というか、そんなところに

 

はたしてその駅の利用人口はどのくらいだったのか

そばを食べる人は1日何人位いたものなのか

今はたぶん無人駅になっているんじゃないかと思うけども…

 


鉄道員(ぽっぽや)(予告編)

鉄道員(ぽっぽや) 

そういえば今から30年くらい前に、勤めたばかりの会社の出張で行った小さな駅

駅の規模の割に、町は意外に大きかった(某若手俳優の出身地でもある)

先日グーグルマップで調べてみたら一向に見当たらず、もしやと思ったら約10年くらい前に廃駅となっていた

 

当時はまだ24歳で、恋愛問題なんかにエネルギーの大半を使ってしまっていた

そんな頃だから、何となく思い出深い

グーグルマップで見る限りだいぶ町は変わったようだけど、記憶に残っている店は何軒か見つけた

 

いつかもう一度行ってみよう、なんて思ってたけど行かずに終わりそうだ

行ったところで別に見るものなんて何もないんだ

ま、人生そんな事の積み重ねなんだな

 

 

ところで俺は「立ち食いそば」が大好きで、東京にいた頃はよく食べた

あのコシのない麺と真っ黒で塩っぱい出汁、作り置きのシナっとしたかき揚げがいいのよ

そば屋の「蕎麦」とは似て非なるもの、全く違うジャンルなんだよね

 

あれ別に東京名物ってワケじゃないけど、ある程度の都会じゃなきゃ成り立たないんじゃないかな

田舎だと、駅かスーパーなんかの飲食コーナーにあるけれども

何しろ車移動がほとんどだし、わざわざ食べになんか行かないしね

 

たまにスーパーで、例の「茹でそば」を買ってきて、自分で作って食べたりはする

ナメコとできれば白菜と、絶対に欠かせない大根おろしで食べるのだ

コシのない「そば」に慣れちゃってるもんだから、たまに「蕎麦屋」で食べる時、消化できるのか、と一瞬思ったりする…なんて事はないけど

 

 

鉄道好きってワケでもないので、車掌さんなんて言って思いつくのは『銀河鉄道999』に出てくるあの車掌さんくらいだ

よく知らないけど、あの車掌さんも機械なのかな

帽子を取るとどうなってるんだろうか…

 

中学生の頃、映画の『銀河鉄道999』を観に、50キロ離れた隣りの市まで自転車で行こうとした

いざ決行の当日はドシャ降りで、結局電車にしたけど

起伏の激しい道路を50キロも自転車でなんて、もしあの日が晴れていたら俺帰ってこれたのかな

 

さて映画が終わって出てきたら、同じ中学校の友達2人とばったり会った

俺たち3人はバラバラで別々に観に来ていたのだ

その後に地元の映画館でも上映されたから、無理して観に行かなくてもよかったワケなんだけど、思い出深い超個人的なエピソードだ

 

そんな事もあってか、かつてカラオケといえば「銀河鉄道999」をよく歌った

この前娘の前で、歌詞の中の英語の部分をタケカワユキヒデの声真似で、THとRの発音を大袈裟に粘っこく歌ったらものすごくウケた

俺の瞬間芸に、呆れながらもいちいち付き合ってくれる孝行娘だ

 


銀河鉄道スリーナイン The Galaxy Express999 ゴダイゴ

 

先月、その「銀河鉄道999」のゴダイゴのギタリスト浅野孝巳が亡くなった

享年68

冥福を祈る

(敬称略)

 

 

*1:2009年「新春放談」