何だかとても億劫で、あんまり書く気がしなくて、そう、それで別に書かなけりゃならない理由も薄いし、でもこうやって書いているのは、せっかくドキュメントと銘打ってるんだから、一応書いておく方が自分にとっていいだろう、と思ったからなんだけど
まあいろいろあるワケです
小さな事から大きな事まで
で、いつも前向きな気持ちってワケでもない、と
例えば給料の問題
毎月毎月色んな支払いがあって、特別無駄使いしているとは思っていないにせよ、じゃあ極限まで切り詰めているかといったら、そんな事もないワケだな
当然ながら給料が振り込まれないと困る
でも切羽詰まっていない奴、切羽詰まっている奴、それぞれの家庭事情は違う
このままズルズルやって行く訳にはいかないよ、いやもう限界は来ているじゃないか、なんて話し合いながら、結果ズルズル
おいおい、どうなってんだよ
社員の間ですらそうなんだ
社長はできるだけズルズル引き延ばしたいわな、そりゃ
で社員までも優柔不断になってしまうとズルズルがズルズルズルズルくらいの感じになってしまう
社長は、11月末には破産手続きをしようと思っている、なんて本気かどうか分からない事をまた先月言って、計画表を見せてきていた
たぶん弁護士の先生がうるさいから、仕方なしに製作、提出した計画表だろう
現実的なところはほとんどなく、実際なんにも準備している様子が無い
でもそんな計画表を俺たちにも提出してきて、俺たちにどうしろって事なの、なんてみんなで言い合いながら、急にみんなオロオロしだす
いや、オロオロでもないんだけど、じゃあ動いていいのな、なんて恐る恐る行動に出る
やっちゃうけどいいんだよね、みたいな感じ、俺たちも
店の商品を、売れるものはほとんど売っぱらって、現金に換えた
給料やその他、必要と感じる事に当てる
予想以上の金になったので少し安心材料にはなった
そんな訳だから店はもうスッカラカンの状態になっている
最近じゃ客もあんまり来ないからいいようなものの、店に立つ身としては結構な緊張感というかストレスを以前よりも感じるようになった
もう後に引けないくらいになった
でも社長は本当にその気があるのか無いのか
さあ売り場はもう限界だ、せめて俺たちの退職手続きくらいはできてるんだろうね、と問い質す
案の定、何にもしていない
急いで社労士の先生に電話してアレコレ指示を仰いだみたい
それに応じてこちらも動くんだけど、俺たちも素人で専門知識なんて無いから、ネットで調べたりしてアタフタする
会社にそういう事務処理専門の人がいないんだから仕方ない
さて、予定の11月30日になった
でも土曜日だから一応日曜日もやることにしようか、ボランティアだけど
そんな訳で12月1日が最後の勤務に相成った次第
なんだか急だし、これでいいのか、なんて気持ちも一方である
これからの事を考えると不安な気持ちもいっぱいだ
でもとりあえず、これ以上店をやっていく事はできない状態だからね
会社はまだ存続する
あとは社長がどのタイミングで破産申請を出すかだ
だからそれまではこの「倒産ドキュメント」も存続する
長年勤めた会社の最後の勤務
なんだかんだで思うところはあるけども、第三者的には滑稽なものだろう
ま、そんな卑下したような事は考えず、仲間たちと「最後の日」を送ろうか
と上まで書いて、出勤前に投稿しようと思ったけどやめた
終わってからの事も少し書いておこうと思ったから
そんな訳で現在は「最後の日」の翌日、つまり失業初日
昨日は、不安はもちろんだが、それ以上に何となく感傷的な気分だった
ひとり残される社長も哀れに見えた
ま、同情している場合でもないが
帰宅しても、妻はいつもと何ら変わらない
子供たちにはまだ話していない*1
親には電話で伝えた
昨夜は取り敢えず、ビールを買って飲んだ
普段は決して買わないヱビス黒
ささやかながらの贅沢をしてみたのだ
さて、ここしばらくは不慣れな日々になるだろう
そしてまずはハローワークや市役所とかいろいろ行かなければならないが、それには実際結構なストレスを感じている
で、それがひと段落すれば、いつまで続くのかも分からない求職の日々に
う〜ん憂鬱になるねぇ
でもまあ頑張るしかあるまい
あんまり思い詰めないようにしようとは思っている
*1:その後すぐ伝えた 反応は薄かったが本当のところは不明