ぱらの通信

思い付きと思い込みの重い雑感集

つぶれるまで 27:いよいよ閉店

いよいよ閉店だ

先日、今回の閉店については、侘しさと虚しさと会社に対する冷ややかな感情がある、と書いたが、今は侘しい気持ちが主かな
 
今までも何店舗かの閉店を経験したが、毎度毎度イヤなものだ
段々と会社の生命力が失われていく感じ
コストカットの側面も無い訳ではないが、最早そんな段階ではなくなっているし
 
 
子供たちは、父親の職場がだんだん少なくなっている事をどう感じているのだろう
何も言ってこないし、こちらからも言わない
今回の閉店に関しても何も言ってないが、いずれ話すことになるだろう
どんな風に受け取るのだろうか
 
最近子どもたちは、ウチのライバル店の派手なテレビCMが流れるとテレビの前からいなくなったり、チャンネルを替えたりしてるような気がするけど、俺の考え過ぎだろうか
 
 
その閉店する店舗は、自宅から車で1時間ほどの隣の市にあり、またそこは以前にも書いたが、俺の実家があるところなのだ
人手が足りなくなり、頻繁にヘルプに入るようになってから一年ちょっと
連日のヘルプのときは実家に泊まっていた
 
実家には年老いた両親と猫が住むばかり
弟家族が近くに住んではいるが、それでも月に何度か泊まりに来ていた俺が、もう頻繁には来れなくなるのを母親が寂しがっていた
それが何だかツラかったな
ほんの50キロ程度の距離だけどね…
最近ようやく懐いた猫は、暫くすると俺のことを忘れちゃうのかな
 
そんなこんなで、俺は何かと感傷に浸りがちな男なのだ
あ〜、この世はツラい事だらけだな 
 

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商品移動の準備は着々と進んでいる
幸か不幸か商品量が少ないから、ここに来てそれが好都合なことになっている
だから、この具合ならササッと撤退完了だ、とみんな思っていたのだが…
 
社長の不手際で、そうはいかない事態になってしまった
まあいい、そう決まったのなら、それはそれで仕方ないじゃないか
今更もう…その程度で済むなら諦めようよ
 
 
今回の閉店で退社するKさん、Aさん、あと産休に入ったKaさんとは、生活する地域が違うから、もう会うことはないだろう
特にKさんとは付き合いも長いので、こうなると何だか寂しいものだ
 
俺は昨日でこの店の勤務が終わった
そして明日の夜、営業をやめたことを示す「仮囲い」ができる
大家の指示で、閉店告知ができなかったので、明後日には静かに閉店の運び
さようなら