息子の高校受験、無事合格したので今更ではあるが、愚痴というか批判というか文句というか、そう言う事を書いておきたい
その手の話は不快に感じる方もいらっしゃるかとは思うけれども、ま、俺の無知もあるだろうから、そこは軽く受け止めていただきましょう
合格してなければ単なる呪詛になって、さすがに書く訳にはいかなかっただろうから
今回の受験でずっと感じていたのは、他人にはとても言いにくいことだったが、担任教師に対する不信感だった
劣等生に対しての対応に丁寧なものを求めるのも気がひけるが、それにしてもあまりに無神経な感じがしていた
あらかじめ断っておくと、その担任の悪い噂は聞いたこと無く、不信感なんて言うのは俺くらいなものだ、という事
三者面談での、次の二つの点である
その1
前期選抜という、まあ要するに推薦入学だが、息子が部活でやや良い結果を出したこともあって、詳しく訊いてみたかったのだが、担任曰く、あれは高校の方から声の掛かった生徒だけが合格できる「出来レース」だ、と鼻で笑うような言い方をされ、結果それは諦めた
ところが2月になって、息子と同じ部活の子が前期選抜で決まったという
どういう事なのかと息子に聞いてみたら、高校に行かなければやれない未経験の競技での自己推薦だったようだ
その「自己推薦」というチャレンジをするには、どんな条件があったのかは知らない
相手の高校もある事だから簡単に考えられても困るのだろうが、それならそれで言い方というものがあったのでは、と思う
親にだけならまだしも、子どもの前で「出来レース」などという言葉を使う必要はなかったと思うが、どうだろう
その2
息子はずっと成績が悪く、滑り止めの私立高校受験がどうしても必要であった
その私立高校は地域に3つあって、偏差値はいずれも40ちょっと程度
A高校、B高校、C高校だが、ウチの子の中学の生徒はほとんどがA高を受ける
B高はA高よりややランクが下がり、また人気の無い高校らしい
C高は女子高なので除外
息子は当然A高を考えており、合格ラインにも達していたが、担任がこの点数でも当日何があるか分からないからと、その中学からはほとんど受験する生徒のいないらしいB高を薦めてきた
そして滑り止めを落ちた時の事の心配を話された
あるいはA高の専願か、となる訳で、恐らく担任はそれを考えていたのか、と今になって思う
しかし息子はやはり志望する公立高校で友人と部活がしたい
だから本人の悲壮な決意のもと、B高を受験することにしたのだ
あの時の息子の顔は忘れられない
俺も本人に、もし公立を落ちたら誰も友達のいないB高に行くことになるから、A高校にしたらどうだと確認したが、さすがにどちらも落ちるのが怖かったらしい(そりゃそうだ)
でもA高だって受かっていたと思う
長くなりすぎた…
まあ確かに、進路指導としては冒険をさせないようにするのが定石であろう、そこはよく分かる
ただ俺が親として、息子の志望する公立高校受験を頑張らせることができたのは、大手学習塾主催の全県一斉模試に参加させた際、合格A判定までもう少しという結果だったからだ
しかし、この教師には生徒を鼓舞したり励ましたりなどという気は全く無いのである
例えば「前期選抜、厳しいけど頑張ってみるか」とか「この点数を維持しておけば大丈夫だから油断するなよ」とか、そんなもんなんじゃないのかね
そういうのは無責任な指導という事になるのだろうか
ま、塾の先生とは違うわな、それは分かるけどさ…
俺自身モンスターペアレントみたいに、担任に抗議なり意見なりすべきだったろうか、とずっと後悔していたのだ
だからこそ、志望校に合格できて本当によかった
もし落ちていたら、あの担任をずっと逆恨みしていたことだろう
よかったよかった
これで本当によく眠れるってもんだよ(寝てたけどね…)