ぱらの通信

思い付きと思い込みの重い雑感集

つぶれるまで 25:大手企業と地元企業

今月末の支店店舗閉店は、大家である某ショッピングモールとの話し合いも済み、無事に出て行けそうだ

細かなスケジュールは現時点でも不明なままだが、まあ良しとしよう
大きなトラブルにはならなそうだから
 
売る物が無い上、店員にもやる気が無いので、売上は下がる一方(最早、同情の余地も無いネ)
大家としても、ある日突然ツブれられるよりはマシだと考えているんじゃないかな
保証金から3月までの家賃は支払われる訳だし(急遽申請した退転だから)
 
 
何年か前にも、同じ系列の大型ショッピングモールから撤退している
20年以上同じ場所で営業してきて、売上も相当にあった店舗だったので、出たくて出たのではない
出なければならない事情も無かった
 
ところが、モールのリニューアルにあたり、売り場を移し、面積も約半分にしてほしいと言われ、難色を示していたら、あれよあれよと言う間に締め出される事になっていたのだ
 
とにかく売上が断トツの店だったから、無くなる事で経営が急激に傾く事は明らかだった
つまり、その店舗の生み出す金が、会社を動かしていたようなものなのだ
 
しかし、地元でいかに売れていたとはいえ、大家側からすれば所詮は地方だ、坪効率などは全国平均と比べたらそれ程でもなかっただろうし、また厳しい経営状況も探られて、移転改装資金など無い事を見抜かれたのだろう
 
 
仮に、大家側から示された場所に黙って従っていたらどうだったろうかとも思うが、6年毎の更新に対して、原状回復、移転改装費など、そんな莫大な費用をペイできたとも思えない
だいたい6年後の更新時に、また移れとも言われかねない
だから金の無い我が社にとっては、出るも地獄、残るも地獄だったに違いない
 
同業のチェーン店の入居が知らぬ間に決まっていた事を考えると、これは最初からこうする予定だったのであり、どのみち追い出されていたのではないかとも思う
地方の小売店など、最早あんな大型ショッピングモールでなど商売はできやしない
まして借金まみれのウチなど論外だ 
 
 

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今回閉店する店舗も6年更新で、実は4年前に移転させられている
そして、あと2年残した段階で人員的限界が来てしまったのだが、仮に契約満了までいたとしても更新はできなかっただろう
 
前回の撤退は、まだ会社に希望を持っていたので、焦りのような何とも言いようのない感情が湧き上がってきたものだった
今回はというと若干の侘しさや虚しさはあるが、あとは冷ややかなものしか感じていない
経営状況が分ってしまった現在では、4年前に移転を命じられた時に、いっそ退店してしまえば良かったのだと思うが、まあ後の祭りである
 
 
さて、先月からやや順調に振り込まれていた給料
社長から電話が来て、本来なら今日(15日・木曜日)振り込まれるはずなのだが、来週の月曜日まで待ってほしいとの事
あっさり、分かりました、お願いします、とだけ言っておいた
さて月曜日は約束を守れるのかな
結果はまた近日中にお知らせしよう
ではまた