何度も書いてることだが、俺の休日はブックオフ巡りと決まっている
基本的には、本で100~200円、CDは500円を上限と決めている
そして車で聴く音楽ばかりか読む本でも、「最近ブックオフで買ったもの」に左右されてしまう
現在読んでいる円地文子『源氏物語私見』、薄田泣菫『茶話』、池内紀『カント先生の散歩』は、どれもつい先日100〜200円で購入したものだ
あとは少しずつ読んでいる白土三平の『カムイ伝』(これは350円くらいしたんだった)
買ったはいいけど、読まないんじゃないかという本も、また増えてしまった
アンドレ・マルロー編『ナポレオン自伝』という、ナポレオンマニアでないと楽しくはないんじゃないかというシロモノ
だって200円だったから…めちゃくちゃ綺麗だったし
でも俺は、ナポレオンといっても高校の世界史教科書レベル程度の知識しかないのだ…
一方CDは、なかなかいいものが手に入った
まずは、何といってもダニー・ハサウェイの『These Songs for You, Live !』という、1972年リリースの超名盤『Live !』の続編というか追加盤というか、なんて言ったらいいのかよく分からない盤だ
ダブってる曲もいくつかあるけど、半分は未発表音源で、ライヴ当時の新譜『愛と自由を求めて』*1からの曲も入って、しかもそれがめちゃくちゃいいのよ
ビートルズの「イエスタデイ」のカヴァーもやっていて、期待はしてなかったけど、これがエラく粘っこいソウル仕上げで意外に良かった
Donny Hathaway (1945-1979)
このアルバムは2004年リリースで、もうそんなになるのかって感じだけど、ずっと欲しくて、でもダブりの曲もあるっていうから、なんとなく後回しにしていたんだね
それが今回、何と280円で購入
いいんですか、こんな素敵なアルバムをそんな値段で
輸入盤とはいえ、かなり綺麗ですよ、本当にいいんですね、という訳で購入
いい買い物しちゃったな
あと他には、コルトレーンの『Acsension』*2とマイルス・デイヴィスの『Live - Evil』*3をそれぞれ500円で購入
最近ジャズのCDが、店にもよるけど500円で結構出てきてる
よく分からない編集盤とかじゃなくて、正規のアルバムが(輸入盤がほとんどだけど)
この2枚、本来なかなか買う気になれない内容で、コルトレーンのは怒涛のフリージャズ、一方マイルスのはジャズファンク・インプロヴィゼーション
どちらもまあ大ファンじゃないと聴くの辛いと思うよ
俺みたいな野次馬にはさっぱり解んないけど、でもなにしろ500円だもの、何やら名盤のような気がしてくるから不思議なものさね
結果的には、いい買い物だったのかな
そして時には、小6の娘の買い物もお願いされる
最近では矢沢アイの『ご近所物語』を頼まれ、全巻買って行ってやった時は、せいぜいが1,2冊しか無いと思っていたらしく、ものすごく喜んでた
そうそうこの前、風邪ひいて学校休んだ時に、何故に今頃なんだけど、少女時代のDVD付シングル『Gee』を頼まれて(あるのが分っていたらしい)買って行った
それらをレジに出すとき、お父さんがどれほど恥ずかしかったか分かるか
お父さんは少女漫画や韓流アイドルの好きな、キモいおじさんだと思われているかもしれないんだ
だから娘よ、今度一緒にブックオフに行って店員の人に、俺が買っていたのは娘からの頼まれものだったという事を教えてやろうぜ