ぱらの通信

思い付きと思い込みの重い雑感集

ギル・スコット・ヘロンとミクロ決死隊 Gil Scott-Heron

ほぼ日課となっているのは、Amazonで本やCDのチェック(とはいえ、滅多に買うことはない)
その時、ジャケットに惹かれ、試聴したらエラくカッコ良かったので、地元のタワレコで新品で買ってきたのがこれ
Gil Scott-Heronの『Pieces of a Man』(1971年)だ
 

ピーセス・オブ・ア・マン +3  (日本独自企画盤、解説、歌詞、ボーナストラック付き)

Gil Scott-Heron (1949-2011)
 
分類では「ジャズ」になってるけど、ソウルとかファンクだね
この人、どのくらい有名なのかは分からないけど、いや〜カッコいいねぇ
とりわけ「Lady Day And John Coltrane
これはシビれる
そこで、その次のアルバム『Free Will』(1972年)も、なんとまた新品を購入
これがまたカッコいいのよ
 
そして圧巻は、アナログではB面となる6曲目以降
パーカッションとフルートをバックに詩の朗読(所謂ポエトリー・リーディング)をやってて、今の耳で聴くとほとんどラップみたいなんだ
ロックやポップスというのは、英語が根っこにある音楽ジャンルなんだな、とつくづく思わされる
 
詩の内容は俺の手に負えるようなシロモノではないので説明のしようもない
察するに、アメリカ白人社会への批判やブラックパワー讃歌のようだけど、どうなんだろう
で、最後はコルトレーンへの「至上の愛」で締めくくられるという
 

フリー・ウィル +11  (日本独自企画盤、解説、歌詞、ボーナストラック付き)

 
 
 
ところで、俺はこのギル・スコット・ヘロンみたいな細長い黒人が、常々カッコいいと思っていた
他にはラヴのアーサー・リーとかね
あと、ブルース・リーの『死亡遊戯』(1978年)に敵役で出てきたあの大男*1
ジミヘンやスライ・ストーンもカッコいいけど、「細長い」という点では少しもの足りないかな
 

 

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Arthur Lee (1945-2006)
 
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で、その「細長い」黒人で思い出すのが、小学生の頃にNHKでやっていたアメリカのアニメ『ミクロ決死隊』(アメリカ1968年、日本1972年)
俺の中の、カッコいい「細長い」黒人の元型は恐らくそのアニメにあるような気がする
 
そこでネットで調べたんだけど、一緒に出てくるのが、映画『ミクロ決死圏』(1966年)
なんだ紛らわしいなと思ったら、『決死圏』がアニメ化されて『決死隊』になったとのことだ
 
それはともかく、その『決死隊』の画像や動画を観ても、俺が気に入っていたカッコいい「細長い」黒人が出てこない
インド人風な細い男は出てくるけど
俺、このインド人と勘違いしてたのかな
いや、どうも別のアニメなような気がしてきた
この問題は後の課題としようか…
 

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『ミクロ決死隊』より ミスター・ネンリキ(念力) 
 
その『ミクロ決死圏』、原作はアイザック・アシモフ
原題は ”Fantastic Voyage”
デヴィッド・ボウイに同名の曲があって、邦題を「素晴らしき航海」という
1978年のアルバム『ロジャー』の1曲目
朗々と歌われる、何となく異色作って思ってるけど、それは俺の個人的感想
 
SF好きのデヴィッド・ボウイアシモフのこれを知らなかった筈はなかろうから、何か関係でもあるのだろうか
歌詞を読む限りは関係なさそうだけど
でも、そもそも俺『ミクロ決死圏』読んだことないよ
これも今後の課題ということで…
 

*1:カリーム・アブドゥル・ジャバー 身長218cm 元バスケットボール選手(しかもとても有名な選手だったようだ、知らなかった…)