ぱらの通信

思い付きと思い込みの重い雑感集

黄金のリレー ハロウィンからクリスマスへ

ようやく終わった、ハロウィン

プレゼントのイベントじゃないから、俺の仕事には全く関係ないが

 

仮装にしたって、俺の住んでる田舎じゃ小さな子供くらいしかしていないから、渋谷の騒ぎは一体何なのか意味不明だ

いい歳して、あいつら何をしてるんだ、と毎年思う

 

今から30年以上前に、なんとかコータローっていう歌手が、日本でもハロウィンを盛り上げよう、なんてテレビで言ってるのを見て、バカじゃなかろうかと当時高校生だった俺は思ったものだが、まさかこんな事になるだなんて

あれは経済効果を見込んでのことだったのか、そこはよく分からない

いずれバカなのは俺だったよ、先見の明が無かった

 

 

それにしてもハロウィンといい、W杯サッカーといい、渋谷駅前の交差点で大騒ぎする人たちの、ああいう「お約束」には嫌悪感しか感じない

あれはSNSの影響が大きいのかね

 

サッカー応援後にサポーターたちがゴミ拾いする姿が世界的に賞賛されている、なんて聞くけど、あれも「お約束」的なものだよね

もちろんそれは良い「お約束」だけど

 

 

ハロウィンってなんなんだろうな

古代ケルトの儀式がキリスト教文化のなかで変質して云々、なんていうのは知ってるけど

 

ヨーロッパ人には、やはり日本人とは違うハロウィン観があるようで、仮装行列の馬鹿騒ぎだけではないようだ

 

ハロウィンと題した曲もいくつかあって、俺が知ってる範囲では、ジャパン(バンド)とスージー・アンド・ザ・バンシーズの2曲

どちらもシリアスな「ゴス」っぽい感じでカッコいい 

 


Siouxsie and the Banshees Halloween

 

 

日本で「ゴス」なんていっても、空中楼閣的な感じは否めず、どう頑張ってもパロディ的にしか見えないのは仕方ないんだろう

もっともヨーロッパ人にとっても今や同じなのかもしれないが

 

ただ少なくとも日本よりは宗教行事の側面がまだ残っているだろうから、シリアスなハロウィン・ソングが成立する余地があるということなのかな

読んだことないけど『万霊節の夜』なんていうゴシック小説もあるくらいだし

そういえば、サド侯爵の『ソドム百二十日』っていうキチガイじみた小説は11月1日から始まる設定なんだけど、万聖節と何か関係があるんだろうか

 

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そんな訳で、大手ショッピングモールではもうクリスマスの音楽がかかっている

早えよ

そんなの中旬以降でいんじゃねえの…

でも毎年このイベントリレーは休むことなく正月まで続く(いや、GWまで続く)

 

売店の接客商売なんかをしていると、正直クリスマスなんかウンザリだ

いや、師走で残業残業なんて人もいるから、業種なんか関係ないかもね

 

アメリカと日本にかかると、ハロウィンもクリスマスも俗悪なものになっちゃうな

これもまたしょうがない流れだと言わざるをえないが

 

子供の頃、クリスマスは特別キラキラしていた(ハロウィンは知らなかったけど)

せめて子供たちには、これからもキラキラした楽しいものとしてあり続けられる、そんな社会であってほしいものだ