ぱらの通信

思い付きと思い込みの重い雑感集

かわぐつとじどうしゃ ドレミファブックの思い出

世界文化社から出ていた『ドレミファブック』という、レコード付き絵本をご存知だろうか

調べたところによると昭和44年出版のようだ(当時俺は四歳だったということになる)

 

全21巻、レコードA面に童謡、B面に童話を収録

俺はこの『ドレミファブック』によって、多くの童謡を覚え、「長靴を履いた猫」、「泣いた赤鬼」、「バンビ」、「ちびくろサンボ」など有名な童話を知ったのだ

 

童話に関しては上記のような、古典的なものばかりでなく、例えば谷川俊太郎の「宇宙船ペペペペラン」などの新しい作品も含まれて、ちなみにその「宇宙船〜」はこのシリーズ中での傑作と言われているとか(いないとか)

 

俺はその「宇宙船〜」がどんな話だったのか全く記憶にない

絵本に描かれていた宇宙の不気味さしか覚えていないのだ

たぶん怖くて聴いてもいなければ、読んでもいないのだろう

そもそも「ペペペペラン」ではなく「ペペラペラン」だと思っていたくらいなのだ

今回この記事を書くためにネットで調べて初めて長年の誤りを訂正できた次第だ

 

まあそんな事はどうでもいい

なぜならこの『ドレミファブック』全巻中、俺の中での白眉は「かわぐつとじどうしゃ(革靴と自動車)」だったからだ

こればかりをひたすら繰り返し聴いていた

 

 

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主人公「ぼうや」が家の靴箱の中の騒がしい音に気づいて開けてみると、中で戦争が行われていた(恐らくそこは異次元空間だ)

革靴国と自動車国が道路の覇権争いをしていたのだ

そこで「ぼうや」が仲裁に入るという話

 

今でもその歌や台詞をレコードそのままに、頭の中で鳴らすことができそうだ

 

(歌)

 

誰も知らない、ぼくの秘密

ぼくは魔法使いのお弟子だぞ

革靴国と自動車国の戦争だって消える魔法

“どけどけそこどけクルマが通る”

“お黙り新米、無礼なクルマ”

ぼくは二人に規則を教え

交通戦争、素敵な魔法で仲直り

ハウハウハウハウ

 

 

 

実際には完璧な脳内再生は不可能だが、でもレコードと一緒ならたぶん可能なんじゃないかと思っている

 

 

実はこの『ドレミファブック』、今はもう手元に無い

実家の新築の際に処分されたようなのだ

だからもう忘れた箇所を思い出す事はできないのだ

 

ヤフオクなんかにもたまに出てるようだが、全巻売りのため、簡単に出せる額じゃない

それに俺は「かわぐつとじどうしゃ」の巻が欲しいだけなのだ

ちょっと前に、単品で出ていたようなんだけど、残念ながらとっくに終了していた

取り敢えず誰かYouTubeにアップしてくれないかな

 

 

さて、この話のどこら辺が俺の心を刺激したのか、皆目見当もつかない

ストーリーだけ見ると、単なる交通ルールの教育ドラマなのだ

 

靴箱の中に、もう一つの世界が存在しているところなのか

いや、単純に歌が好きだったからのような気もする

 

 

(歌)

 

おまじない、おまじない、魔法のおまじない

(続く次の2小節がどうしても出てこない)

ドアを開けるとき、開けゴマ、ハッハ

パイポパイポのシューリンガー、シューリンガーのグーリンダイ

グーリンダイポンポコピーポンポコピーポンポコナー

たのしいときもポンポコナー、うれしいときもポンポコナー

おまじない、おまじない、魔法のおまじない

 

 

 

この童話は井上ひさし作だとのこと

 

 

(敬称略)