ぱらの通信

思い付きと思い込みの重い雑感集

反時代的妄言(謙虚に)

東京都独自の受動喫煙防止条例案が可決・成立した

国の規制よりも厳しい内容だそうだが、タバコを吸わず、東京在住でもない俺にしてみれば、さしあたりどうでもいい事だ

 

タバコを嫌う人は、煙がぽわ〜んと臭ってくるのも嫌だろうから、どんなに規制を厳しくしても、厳しすぎる事になる訳がない

煙の臭いの話になったら、嫌煙権に対しての喫煙権など無意味な主張だ

 

これも時代の流れ、と愛煙家・喫煙者は諦めざるを得ないと思う

 

それにしても、副流煙などの受動喫煙問題については、狭くて密閉された場所で何時間も何日もとなれば話も分かるが、ただ煙が漂ってるのを少し吸い込むくらいじゃ健康に害なんて無いに等しいだろう

いくらなんでも酷い理屈なんじゃないのかな

人間がそんなに弱くできている訳がない

 

 

愛煙家は「禁煙ファシズム」なんて言ってるようだけども、俺は「禁煙カルト」とでも呼んだ方がいいような気がしている

あれイデオロギー的なものでしょ、どうせ

マナーを守って火の用心、で良くないのかな

ああタバコをやめて本当に良かった

 

 

いや、50過ぎのオヤジの反時代的な妄言だと思って大目に見てほしい

少なくとも今はタバコ吸っていないので…

 

ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS - THE MOTION PICTURE

 

 

デヴィッド・ボウイの歌で、「時間が君にタバコを咥えさせる」みたいな一節がある

上のジャケット同様、タバコという小道具が、特に何だという訳じゃないけど、カッコよかった

それは時代のせいだったのか、こちらの年齢のせいだったのか

 

今の若い世代はタバコも酒もやらない人が多いようだから、こんなのを「カッコいい」なんて言うのは前時代的で、今や共感を得られない事なのかもしれない

なにしろタバコなんていうものは、臭くて、体に悪くて、やけに金のかかる意味不明の道楽になってしまったようだから

 

そういえば、古代ギリシャ人はタバコという快楽を知らなかった、というのをネタに、ピエール・ルイスという作家が少しエロティックな短編小説を書いていたことを思い出した

 

 

タバコをやめて、もう10年になる

その頃吸ってたのはマルボロ・メンソール・ライト

1日1箱吸っていた

 

やめたのは、健康や周囲への気遣いのためじゃなくて、子供にお金がかかるようになってきたから

今でも吸いたくなる

そのせいか煙の匂いも嫌いじゃない

で、たまにもらって吸うとクソ不味いんだよな…

 

ちなみに俺のタバコを吸う仕草の形態模写は、小学生の娘に大好評だ

 

 

昔は「背伸び」をして吸い始めるっていうのが殆どだったと思うけど、今の中高生の「背伸び」アイテムは何なのだろうか

 

タバコなんていう安直なものではなく、その代わりが「情報」なんてものだったら、どうしよう

そう考えると、俺たちはあまりに無邪気だったな