ぱらの通信

思い付きと思い込みの重い雑感集

感傷的な夜に 親離れと子離れ

またひとり巣立って行きました

ずっと親と一緒に寝ていた子供が、自分の部屋のベッドへ引っ越したのです

最初は親子四人だった寝室が、今では夫婦ふたりだけになってしまいました

こうしてまたわが家の歴史にひとつピリオドが打たれて、新たな段階に移行しました

 

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なんつって、大袈裟に感ずる向きもあろうかと思うが、俺は少しだけ感傷的である

 

子供が使っていたというだけで、思い出はおろか記憶にすらないモノひとつ捨てられない、そんなヤワな俺だ、ずっと隣で寝ていた子供がいなくなるのに平常心ではいられない

 

隣では妻がいつものように、そして子供たちも隣のそれぞれの部屋で何事も無かったかのようにグースカ寝ているが、なんだか俺ひとり目が冴えてしまって、ずっと布団の中でウダウダしている

 

こうしてふたりだけになっしまった寝室にも少しずつ慣れて、やがて普通のいつもの事になってゆくだろう

当たり前の事とは分かっているが、なんだか不思議に思えてくる

 

「サヨナラ」ダケガ人生ダ