ぱらの通信

思い付きと思い込みの重い雑感集

カヴァー曲が多過ぎる⁈

10年以上前から思っている事ではあるが、最近カヴァー曲*1が多すぎやしないだろうか

とりわけテレビCMで使われている曲のカヴァー曲比率が高いように思う

あれらはオリジナル曲ではダメだったのか

 

あと、カヴァー・アルバムなんていうものも多く出ているようだが、あれは一体なんなのか

カラオケでも行けば、みたいなね、感じがする訳だが…これは少し言い過ぎとして…

 

 

それはたぶん業界内の事情であって、部外者がとやかく文句を付ける筋合いの問題ではない

それに若い人にとっては、過去の名曲を知るいいキッカケになっているだろう

現にうちの子供たちは、星野源のお陰で布施明の「君は薔薇より美しい」という名曲に出会う事ができた訳なのだ(あれは本当にいい歌だ)

 

しかも今の若い人にはオリジナルの音やアレンジじゃ古臭く感じるところが、カヴァーされる事で最近風の装いとなり、ぐっと聴きやすくなるんじゃないかな

CMの場合だと商品イメージがあるから、音楽が昔臭いのはダメなのかもしれないしね

 

そしてカヴァー・アルバム、あれは歌手が自分の歌唱力をアピールする狙いもあるのか

男性歌手が女性歌手の歌を歌ったり、別ジャンルの歌に挑戦したり等々…

 

なんて、ホントはどうでもいい事なのでこの辺にしておく

そもそもカヴァー曲やカヴァー・アルバムが以前に比べて増えたかどうかも不明だし

 

 

この前、カメレオンズのCDを買って、オリジナル曲はとても素晴らしいのに、ボーナストラックのカヴァー2曲はとてもつまらなかった、と書いた

その曲とはD・ボウイの「ジョン・アイム・オンリー・ダンシング」とビートルズの「トゥモロー・ネヴァー・ノウズ」なのだが、つまらないと思った理由はいたってシンプルで、要するにカメレオンズらしさが出ていないという事

自分たちのオリジナル曲であるかのようなアレンジでやって欲しかった

 

そしてそもそも何故その選曲だったのか

ボウイでもビートルズでも、別の曲の方がもっと面白い出来になったのではないかと思った(一応くどいようだが念のためもう一度言うと、オリジナル曲は最高なのだ、だからこそ余計に悔やまれる、という意味で、そこのところヨロシク)

 

 

ところで、他人の曲をカヴァーするという事に、特別な意味合いを持たせたのは、メジャーなところでは1973年のブライアン・フェリー『愚かなり、わが恋』やデヴィッド・ボウイ『ピンナップス』かなと思うし、マイナーなところではスコット・ウォーカーの1967年から始まる、ジャック・ブレルの一連のカヴァーかなと思う(実際ボウイはそれに相当の影響を受けている訳だが)

 

もっともこれに関しても、更によく調べなければ確かなことは言えないので、ここではあくまでも俺の知る範囲でと断っておくが、しかし少なくとも初期のビートルズストーンズがやっていたカヴァーとは明らかにコンセプトは違ってきている

 

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と、そんな訳で俺が知る範囲での、素敵なカヴァー曲をいくつか紹介しておこう

 

  1. Bauhaus - Telegram Sam (T-Rex)
  2. The Cure - Purple Haze (Jimi Hendrix)
  3. Devo - Satisfaction (The Rolling Stones)
  4. Yellow Magic Orchestra - Day Tripper (The Beatles)
  5. Japan - Ain't That Peculiar (Marvin Gaye)
  6. The Slits - I Heard It Through the Grapevine (Marvin Gaye)
  7. The Flyng Lizards - Move On Up (Curtis Mayfield)

 

これらは原曲を知っても知らなくても楽しめる素晴らしいアレンジであり、それぞれの個性が見事に出ている

カヴァー曲をやる以上はここまでやってほしいものだし、こういうものだと思う

 

何となく好きだから、とかプロデューサーに言われたから、とかそんなのは論外で、あくまでもコンセプトありきで取り組むべきであろう

 

カヴァー曲というのもは、そのミュージシャンの個性・魅力・才能などを残酷なまでに露呈させてしまうので、安易に手を出すべきではない、と素人ながらも偉そうに提言しておく 

 

(敬称略)

*1:何だかキザな感じもするので「カバー曲」とするべきか